こういった疑問にお答えします。
大学院生の方で進路に悩む方は多くいらっしゃると思います。
専攻内容をさらに深めるために公務員になる方、もしくは反対に専攻内容が向いてないと考えて新たなルートとして公務員を考える方など様々だと思います。
今回はそんな悩める大学院生のあなたへ向けて、公務員として働くぼくの立場から
- 公務員として働く大学院生のリアル
- 公務員を目指す大学生のおすすめの受験対策
- 公務員志望の大学院生が今すぐすべきこと
これらについて解説していきたいと思います。
【結論】大学院から公務員を目指す人がゲットしておきたいおすすめのハンドブック(無料)
大学院から公務員を目指す方はぜひクレアールのハンドブックを入手しましょう。
大学院卒者が公務員になるために重要な情報がぎっしりと詰まっています。
本誌は社会人から公務員を目指す社会人向けに書かれている本ですが、 大学院生は年齢が高いことや研究の多忙さなど社会人に通じるところがあり、ヒントを得られる本です。
そのため、進路に悩んでいる大学院生はぜひ一度入手することをおすすめします。
- 各自治体ごとの年齢要件
- 公務員受験の体験記
- 公務員試験対策に必要な心構え
これらが載っているため、参考のためにも入手するのがおすすめです。
公務員試験の一般的な概要だけでなく面接対策の心構えについても書かれています。 もちろん無料で入手できるので公務員を目指す事を考えている大学院生はぜひゲットすることをおすすめします。
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【補足】クレアールの公務員試験入門ハンドブックもおすすめ
公務員試験入門ハンドブックには、公務員受験生が知っておくとお得な情報が満載です。
- 公務員試験の概要
- 試験合格までの流れ
- 学習の進め方
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これら受験に役立つ情報が満載です。
確実に試験に合格したい方は公務員を目指す方はぜひ無料の資料請求をしましょう。
(詳細は以下の記事で解説しています。)
大学院から公務員に就職する人はかなり多い
まず気になるのが、
という点だと思います。
これに関しては、大学院から公務員の道に進む人はかなりたくさんいるというのが実態ですね。
大学院修士から公務員になる人の割合
引用:人事院
上の図は、国家総合職の合格実績(2021年度)です。
これを見ても分かる通り、大学院修士から公務員になる人の割合はかなり高いです。
どうしても大学院に進学したい人は大学院修士を卒業してから公務員を目指すこともできますよ。
文系大学院から公務員になる人はすごく多い
文系大学院生の場合、メジャーな就職先が公務員と言っても過言ではありません。
東京大学公共政策大学院の進学先
引用:東京大学公共政策大学院の進路より(2020年度)
国の省庁や都道府県庁が最も多く、次いで外資企業、その次に日系大手企業の順で就職人数が多いです。
大学院の専攻科目によって傾向は異なりますが、大学院から公務員になるルートは最もメジャーなルートだと言えます。
理系大学院生から公務員になる人もそれなりに多い
(引用:東京大学ホームページより)
理系大学院から公務員になる人は文系大学院のそれと比べると数は少ないですが、就職者のうち約3〜4%程度を占めています。
工学、情報科学など民間企業等の実需が大きく民間就職者が多い傾向にありますが、それでも一定数の公務員進学者は存在します。
特許庁や国土交通省など技術職として専門性を活かせる官公庁に就職する人も多いですね。
と考える理系大学院生の方には国の省庁がおすすめかもしれませんね。
ただ、理系大学院卒の公務員は技術職だけじゃなくて一般行政職(事務職)でも意外と多く見かけます。
理系大学院から公務員になるのって逃げ?
理系大学院から公務員を目指す際に考えることとして以下のようなものをよく聞きます。
せっかく大学院にまで進んで専門的な勉強をしてきたのに、いまさら公務員になるって逃げじゃないのかな?
実際にヤフー知恵袋にもこんなお悩み相談がありました。
理系大学院から公務員になるなんて邪道?
大学院から地方公務員は邪道ですか?
私は地方国立大工学部一年生です。
院生の方とお話しする機会があったので色々質問していました。
その時、
「私は院に進学して、それから地元の県庁地方上級を目指しています。」
と言ったら先輩は驚いて、
「だったら、わざわざ院に進む必要はないし、そもそも実家を離れてウチの大学まで来る必要もなかったのではないか?ウチの大学のモットーは研究第一主義だよ。」
と言われてしまいました。質問ですが、
真面目に研究を頑張っている方からすれば、技術系でも公務員は邪道なのでしょうか?理系の方、回答お願いします。
引用:ヤフー知恵袋
個人的に大学院から公務員の理系を目指すことは決して逃げではないと思います。
大学院に進んだ理系の方が公務員になるのが邪道だとすれば、法学部卒は弁護士や司法書士にならなければ邪道だし、経営学部卒は経営者にならなければ邪道ということになってしまいます。
しかし、選んだ学部と取り組んでいる仕事が違うと人はたくさんいますよね。
周りの目よりも「自分がどう生きたいか」を考えて進路を選ぶのがベストだと思います!
大学院で学んだことを活かすこともできますし、仮に公務員に方向転換してもその後の頑張り次第ではどうにでも挽回できます。
細かい計算や論理的思考が得意だったり、エクセルを使いこなしていて活躍している印象がありますね。
法科大学院を中退して公務員になるのは逃げ?
法科大学院に進む方はほとんどが弁護士を目指している方だと思います。
弁護士と比べると公務員はどうしても「格」が落ちてしまうので、方向転換をためらう気持ちもわかります。
ですが、ここで最も注意したいのは
という気持ち(=サンクコスト効果)です。
すでに支払ったコストに気をとられ、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果のこと
失敗に失敗を重ねて取り返しのつかなくなる前に方向転換することはむしろ前向きなことだと思います。
公務員でも弁護士と同じくらい仕事のやりがいや待遇を得ることは可能
ですが、公務員でも弁護士と同じくらい仕事のやりがいや待遇を得ることは可能です。
実際に僕の知り合いには法科大学院を卒業後、弁護士試験に合格できずに公務員に就職した人がいます。
法科大学院に通うための労力・学費を考えると中退するのをためらう気持ちはわかります。
しかし、自分の方向性を早いうちに見極めて早めに方向転換するほうがその後の人生の可能性を広げられます。
ちなみに先述した法科大学院卒業後に公務員になった知り合いですが、法知識の専門性を高めて職場で出世して管理職として年収1000万円プレーヤーを実現しています。
必ずしも弁護士になるだけが成功の道だとは思いません。
法科大学院で学んだ経験や知識はその後の公務員人生でも大きなアドバンテージになります。
大学院に通いながら公務員試験は両立できる?
という疑問に対してお答えします。
結論として、大学院に通いながら公務員試験の両立は可能です。
が、合格可能性を上げたいなら予備校の活用がおすすめです。
大学院に通いながら公務員試験を勉強する人にとって最も貴重なのはおそらく「時間」です。
大学院生は研究、論文執筆、アルバイトなど大学院生は多忙です。
大学院に通いながら公務員試験を受けるためには
- 時間の確保
- 勉強効率の向上
- 研究内容と受験科目のマッチング
この3点が鍵となります。
そのため、公務員試験予備校や効率の良くお金を稼いで勉強時間を捻出するのは必須ですね。
大学院生が公務員試験に独学で合格できる?
結論、大学院生が公務員試験に独学合格することは可能です。
実際にぼくの職場でも理系大学院で勉強をしながら公務員試験を一発合格している人がいます。
- 文系大学院生:公務員試験の専門科目や比較的勉強の時間が取りやすい
- 理系大学院生:数的処理など文系学生がつまずきやすい理系科目にアドバンテージがある
大学院生にはこういった強みがあります。
反面、大学院生が面接対策などで苦労するケースはよく聞きます。
実際に近年の公務員試験はどこも面接重視の役所が多いです。
面接対策の正解ってとても曖昧ですからね。
大学院では勉強に時間がとられがちですが、公務員試験に合格することを目標とするなら面接対策にしっかり時間を割くべき
もし独学での受験に自信がなければ予備校の活用がおすすめですね。
国家公務員試験に合格してから院進学も可能
公務員にもなりたいし、大学院にも進みたい方は国家公務員をおすすめします。
総合職試験、一般職試験(大卒程度試験)に限り、合格から3年間名簿が有効です。
そのため、大学4年時に公務員試験に合格し、大学院修士2年時に官庁訪問を行うことも可能ですよ。
大学院を休学したら公務員試験に不利になる?
大学院を休学しても公務員試験に不利になることはありません。
ぼくの職場の同僚は旧帝大の修士課程で研究していましたが、担当教官と反りが合わずに修士一年目で休学して公務員になりました。(公務員合格後に修士課程を中退しています。)
その他にも、大学浪人、中退、留年、公務員浪人、無職期間アリなどの様々なバックグラウンドを持った方が公務員として働いています。
大学院を休学したからといって公務員試験が不利になるということはありません。
大切なのは大学院を休学したことよりも理由をしっかりと説明できることです。
むしろ、大学院修士まで進んで休学するという経験をする人はそう多くないので、その経験はむしろ周囲と差別化できるあなたの強みになるでしょう。
大学院を休学している間に経験したこと・学んだことを面接でしっかりと説明できれば公務員になることは十分に可能です。
大学院から国家公務員になるのにおすすめのルート
大学院生が国家公務員を受験するなら、次のいずれかです。
- 国家総合職
- 国家一般職
この他の試験は年齢制限があったり、社会人経験が求められるため受験には適していません。
国家総合職
国家総合職は大学院から公務員を目指している人にとってイチオシの職種です。
- 専門性の高い仕事にずっと携われる
- 大学院卒の割合が一番高い
国家公務員は一つのテーマに関する仕事を行いやすく、専門性を極めた仕事ができます。
- 情報科学、機械、物理、化学など→特許庁
- 情報科学、数学、化学など→金融庁 土木、機械
- 化学、農業、農工、物理など→農林水産省
上記以外にも基本的に、どんな専攻でも対応している職種があるのが国家公務員の魅力ですね。
国家総合職は大学院生の割合が高い
大学院から国家公務員になる人の割合はとても高いです。 2021年度は国家総合職合格者の3人に1人が大学院卒です。 修士課程どころか博士課程卒の割合も結構高いです。
国家一般職
人事院から実数は公表されていませんが、国家一般職に進む方も相当数います。
実際に国家総合職に合格するためには東大など高学歴の人が多いですが、 それ以下の学歴の人も相当数います。
大学院から地方公務員になるためのおすすめルート
大学院から地方公務員になるためのルートは大きく2つあります。
- 都道府県庁
- 市区町村
都道府県庁
地方公務員の場合、大学院から都道府県庁を目指す方が多いです。
反対に市区町村を目指す方はそれほど多くありませんね。 規模の大きい仕事がしたいと考えている場合、都道府県庁のほうが満足感を得やすいですね。
大学院で学んだ専門的な政策は都道府県のほうが裁量が大きいと思います。
特に、東京都庁などは大学院卒者専用の受験枠が設けられており、実際に大学院卒で働いている人は多数います。(先程の東京大学大学院の進学先にも含まれていますね。)
ただ、地方公務員の場合は年齢要件さえ満たしていれば大学院卒でなくても受験できるため、実数はもう少し下がると思います。
【補足】予備校選びで役立つおすすめのハンドブック(無料)
こんな口コミをたまに見かけることがあります。
このような失敗は事前の情報収集が足りなかったことが原因。
そんな情報収集不足を防ぐためには「ココからスタート!公務員試験入門ハンドブック」がおすすめです。
- 【重要】合格者の体験記
→合格者が実際に勉強を行った手順を学べるため、合格する大まかなイメージをつかめる。 - 公務員の種類・職種について詳細が載っている
→職種や受験先を知ることで受験先の幅が広がり、予備校選びに役立つ - 受験先の自治体の倍率や年齢制限などの詳細データ
→受験先に合わせた細かな戦略を立てられる - 合格者が語る「私の苦労したこと&克服法」
→合格者の失敗談を知ることで、効率的な受験戦略を立てられる - 転職者のQ&A
→あなたの不安や疑問を解消できる
上記以外にも公務員受験に役立つ情報が満載。
書店で1,000円くらいで売っていてもおかしくないクオリティです。
公務員予備校を選ぶときだけでなく、志望先の選び方やその後の学習計画の参考にもなりますよ。
このハンドブックは公務員予備校のクレアールが発行している冊子ですが、他の予備校に通っている方でも無料で入手可能。
実際に、ぼくは何度も資料請求していますが、勧誘を受けたことは一度もありません。
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※数量に限りがあります。
大学院から公務員を目指す人は情報収集から始めよう
公務員を目指す大学院生が最も意識すべきことは「情報を入手すること」です。
一般的な大卒受験生と比べて、周囲に公務員を目指す人も少なく情報を入手しにくい環境にあります。
また、研究で多忙だったりするため、いかに情報を仕入れて効率的に受験対策をすすめていくかが求められます。
さらに、大学院進学で年齢が高い分、相応の経験を論理的に説明する必要があります。
これらの課題を解決するためには公務員予備校を活用したほうが確実です。
費用を抑えて公務員試験対策するためには?
という方でも「社会人転職ハンドブック」であれば無料でゲットできます。
さらに、各公務員予備校の資料請求では、割引クーポン等が同封されていることもあります。 (キャンペーンを行っているかどうかは時期によるので実際に資料請求してみないとわかりませんが。)
資料請求自体は無料でできるのでやってみても損はないかと。
また、ホームページより予備校のコースが体型だってまとめられているので、格安のコースを見つけやすいというメリットもあります。
公務員を目指す上でもっとも大切なのは行動することです。
資料請求すればしない人よりも多くの情報を得て優位にたてます。
繰り返しになりますが、多忙な大学院生にとって最も重要なのは情報を入手することです。
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