公務員試験勉強は、勉強時間を確保しつつも模試の受験料や直前期の対策講座を受講するために意外と多額の費用がかかります。
また、試験勉強に専念するために、アルバイトの時間を減らさなくてはならないため大学生などは懐が非常に厳しくなります。
私も毎日スーパーで売って激安弁当を食べて受験費用を捻出していましたが、なにかいい方法はないかと考えた結果、治験にたどり着きました。
治験とは?
医薬品などの製造販売に関して、薬の有効性を確かめるために行われる臨床試験です。
医薬品などはこの治験を通じて薬の有効性を確かめてから市場に流通します。
薬の有効性を確かめるために被験者として投薬に協力するのが治験アルバイトです。
普通のアルバイトの問題点
普通のコンビニや居酒屋のアルバイトだと、当然ですが勤務時間中に勉強できません。
アルバイトをしている間は接客業務などに集中する必要があります。
そのため、アルバイトする分だけ勉強時間が確保できなくなってしまいます。
また、個人的に感じる普通のアルバイトの最大のデメリットは「勉強に充てるべきエネルギーを吸い取られてしまう」という点です。
アルバイトをしていればなにかしら悩み事も生まれてきます。
「あ〜、今日は接客うまくいかなくてお客さんに怒られちゃったな〜」とか「べ遅くまで試験勉強してて寝坊しちゃったからもう2度と寝坊できないな〜」
意外と脳内のリソースをアルバイトの悩みの考えごとで取られてしまう点です。
アルバイトに時間やエネルギーを取られて勉強に身が入らなくては本末転倒です。
そのため公務員試験中には「時間が取られず、仕事も簡単でエネルギーを吸い取られないアルバイト」である必要があります。
【治験の最大のメリット】1日10時間も勉強しながら40万円もお金を稼げる!
そんなアルバイトとして最適なのが「治験」です。
治験の最大のメリットは「公務員試験の勉強をしながら大金を稼げる」という点です。
私は実際に、公務員試験勉強期間中に友人と17泊18日の治験に参加しました。
その結果、入院している21日間に1日最低10時間(多い時だと13時間ほど勉強できました。)の勉強時間を確保しながら40万円の収入を得ることができました。
- 【おすすめ】チヨダモニター倶楽部 :こちらも治験の種類が非常に多い。日帰りの治験やモニターに関してはダントツで種類が豊富。ぼく自身が最も多く利用しているサイト。
- 【おすすめ】コーメディカルクラブ(シスモール) :治験の種類が多く、忙しい人でも参加しやすい日程の治験が豊富。こちらもぼくがかなり多く利用しているサイト。
- 【おすすめ】治験ボランティアサポートセンター:食品モニター・化粧品モニターなどの案件が豊富な治験サイト。
- 【おすすめ】JCVN:業界最大手の会社。日帰りから宿泊案件まで幅広くカバーしている。
- クリニカルボランティアサポート(CVS) :健康食品モニターなどの案件が豊富。気軽に参加できる案件が多い。
- V-NET(医学ボランティアネットワーク) :関西地方を中心に治験を取り扱っている展開している会社。関西地方在住の方は登録必須。
- インクロム:関西圏に展開している法人です。一般的な治験〜専門的な治験まで幅広く取り扱っています。
- 治験バンク:全国各地の治験情報を入手できる。新規会員登録しておくことで、あなたの地域にあった治験をすぐに調べられる。
治験参加中は、食事・投薬・睡眠以外はずっと公務員試験勉強できる!
治験に参加している間、食事・投薬・睡眠以外にはなにも拘束されることがないため、浮いた時間をすべて時間を勉強に充てることができます。
治験患者の1日
私が参加した治験で経験した1日のスケジュールをご紹介します。
- 6:00起床治験患者の朝は早いです。 6:30に看護師さんから「おはよう。」の声かけがあります。
- 7:00朝食朝食には、食パンやバナナなど軽い軽食程度のものが出されることが多いです。 食後には治験で使用する薬を服用します。
- 8:00定期検診治験ごとにかかりつけのお医者さんが病室にやってきて定期検診を行います。 毎朝、体調に異常がなかったか問診します。体調の変化をいつでも告げられるのが心強いです。 この他にも、血圧・心拍数・血液の検査などを行います。
- 12:00昼食朝食よりもガッツリとしていて、ボリューム感が出てきます。 さすが栄養士がちゃんと作ってるだけあって美味しいです。
- 15:00ラジオ体操私が入院していた治験の病院では、なぜか15時にラジオ体操を10分ほど行う習慣がありました。治験中は基本的に病室内にこもりきりになるので運動不足になりがちです。 ラジオ体操をすると全身のこりがほぐれて気持ち良かったです。
- 18:00夕食昼食よりもさらに豪勢なメニューが出てきます。私が参加していた時はうな重が出されたこともあり、私のような金欠大学生にとっては非常に大きなご馳走でした。
- 18:00~21:00シャワータイム18:00〜22:00の間に、15分間自分で予約をしてシャワーを浴びます。
- 22:00就寝治験患者の夜は早いです。規則正しい生活をするため、22時には完全消灯となります。
上記のスケジュールをこなせば、あとはなにをしていても自由です。
見てみるとわかりますが、治験参加中はほとんどふつうの日常生活とかわりません。
空き時間が非常に豊富なので、空いた時間にひたすら公務員試験勉強に取り組むことができます。
治験は「ただそこにいるだけで時給1000円稼げるアルバイト!」というイメージ
治験って実際どのくらい稼げるのかあまりイメージが湧かない方も多いかもしれませんが、ざっくりとしたイメージだと「ただそこにいるだけで時給1000円稼げるアルバイト」という感じです。
治験の報酬は参加する日数に比例して大きくなっていきます。
(どんな種類の薬の治験に参加したかによって報酬が変わることはほとんどありません)
例えば、1泊2日の治験に参加する場合、ざっくり48時間病院に滞在することになるので、
1000円×48時間=48000円
位稼げるイメージです。
ですので、私が参加した17泊18日の治験は
1000円×432時間=43.2万円
となり、実際に私が受け取った報酬額とほとんど一致します。
治験って危なくないの?
治験は事故のリスクも確かにありますが、確率は非常に低いです。
あなたが熱を出したとき、風邪薬を飲んで軽い眠気に襲われた経験があると思いますが、あれも立派な副作用です。
テレビでは治験の死亡事故ばかりが強調されて報道されますが、実際の治験ではあのようなケースは非常に稀です。
治験は参加する前に「治験参加同意書」という書類を記入する必要がありますが、その書類記入時に副作用のリスクについては必ず説明を受けるのですが、これまで私が参加した治験では、いずれも重篤な副作用が発生する確率は「0.01%」を下回っているものしかなく、死亡事故が生じたケースがある薬に遭遇したことは今まで一度もありません。
(ちなみに、1年間のうちに交通事故で死亡する確率は「約0.43%」です。 宝くじに当選する確率は「約0.000005%」です。
宝くじにあたるほど確率が低くないにしても、車の交通事故で死亡する確率よりは低いです。
副作用のリスクがあるものを無闇に勧めるつもりはありませんが、
「治験の副作用が怖くて治験を受けない」というのは、「車の交通事故で轢かれるのが怖いから道路を歩かない」というのと同じくらい極論だと個人的には思っています。)
ですが、軽微な副作用であれば経験したことはあります。
実際、私も「糖尿病患者に対して、腸内で糖の吸収を抑えることで血糖値の上昇を抑制する薬」を飲んだ時は下痢が止まらなくなったこともあります。
私と同様に参加していた他の人たちも下痢を催している人が半数近くいました。
治験によって死亡したり重大な副作用が起きることはないにせよ、軽微な副作用に遭遇するのは不安な人は多いと思います。
そこで副作用に見舞われるリスクの少ない治験の選び方をご紹介します。
副作用のリスクを最小限に抑える治験の選び方
海外で実施される治験は避ける
まず絶対に避けていただきたいのが海外で行われる治験です。
海外の治験の方が国内の治験よりも圧倒的に副作用のリスクが高いからです。
治験副作用件数 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
合計 | 71689 | 86039 | 87876 | 95008 | 96714 |
国内 | 910 | 1339 | 1458 | 1220 | 1370 |
国外 | 70779 | 84700 | 86418 | 93788 | 95344 |
(引用元:https://www.pmda.go.jp/files/000230483.pdf)
この統計によると、海外の副作用の発生率は国内の約25倍もあります。
これは日本の治験の審査基準が海外よりも厳格に定められていることが原因です。
旅行気分で海外の治験に参加する方もいらっしゃいますが、海外への移動時間も無駄になりますし、慣れない環境でストレスも溜まりやすいので、公務員試験勉強中は絶対に避けるべき治験です。
必ず日本国内の治験に参加しましょう。
貼り薬系の治験は副作用のリスクが低い
私が調べる限り、国内の治験で貼り薬による死亡事故・重大な副作用が発生したケースはありませんでした。
ここ10年間で発生した重大な治験の事故は、いずれも飲み薬などの内服薬系のものだけです。
薬の種類によって治験の報酬額は変わらないので、できる限り安全な貼り薬系の治験に参加するのをお勧めします。
飲み薬の治験はジェネリック医薬品の治験がおすすめ!
貼り薬系の治験の数はそこまで多くなく、日程の縛りなどもあるためどうしても飲み薬の治験に参加せざるを得ない場合もあります。
その場合、 ジェネリック医薬品の治験に参加することをおすすめします!
ジェネリック医薬品とは、既に発売されている薬品と同じ効能を持つ安いコピー薬です。
既に先発薬で治験の安全性が確認されているため、治験の副作用リスクが非常に低くなります。
また、最近はジェネリック医薬品の治験が非常に増えてきており、参加する飲み薬の治験がジェネリック医薬品である確率は結構高いです。
どうしても治験参加をやめたくなったら途中で辞退できる!
治験のいいところは、治験の参加を途中で辞退できる点です。
ふつうのアルバイトであれば働いている途中で、「気が変わったからやっぱりやめます」なんていうのは、なかなか気まずいです。
しかし、治験の実施者には「治験に参加しないこと,又は参加を取りやめることにより被験者が不利益な取扱いを受けない」ようにする義務があります。
「治験参加同意書」の記入説明を受けるときに「治験の参加をやめたくなった場合いつでも辞退することが可能です。」というアナウンスがあります。
しかも、仮に治験への参加を途中で辞退したとしても、病院への交通費と説明会への参加費用として少なくとも5千円〜1万円程度の報酬を得ることができます。
このように、治験は参加辞退によって、不利益な扱いを受けることがないように、しっかりと配慮されています
むしろ健康的になる
「未知の薬の実験台にされて不健康になるんじゃないか?」と考える人も多いと思いますが、 私は逆に健康的になりました。
私は一人暮らしで食事なども不規則で、節約のために激安弁当や菓子パンなど食べて過ごすことが多かったのですが、
治験で提供される食事はどれも栄養バランスが整えられているいい食事ばかりです。
しかも、規則正しい生活を強制されるので、私はより健康的になって退院できました。
一人暮らしの公務員受験生は、試験の勉強に集中していると自炊なども疎かになりがちなので長期休暇中などに治験に参加することをおすすめします。
公務員試験受験生が治験に参加する際の準備点
公務員試験勉強の教材を大量に持っていくこと
治験の入院中はとにかく時間が有り余っていて暇です。
複数教科を勉強するためには、とにかく教科書を片っ端から持ち込む必要があります。
ですが、公務員試験の教科書はかなりの冊数が存在し、また重量もそこそこあるため全て持ち込むのはなかなか難しいです。
そこで公務員試験の教科書をPDFにデータ化して持ち込むことをおすすめします。
教科書をPDFデータ化して圧縮するのもおすすめ
教科書はスキャニングしてPDF化してパソコンで勉強するのがおすすめです!
vivid(書類スキャニング代行サービス)のように公務員試験の教科書をPDFにデータ化してくれるサービスが存在します。
(このサービスは1kg3000円〜料金がかかるため、多少値段がかかりますが書類をpdfでスキャニングしておけば、治験に出向く際の荷物も大幅に削減できます。
1kg3000円〜なのでだいたい1冊あたり1000円〜くらいでスキャニング可能です。)
また、治験が終わった後も外出先に重い教科書類を持ち運ばなくて済みます。
必要なページを紙で印刷することも可能になるので、私は治験で入院するにあたって全てのテキスト類をPDFにデータ化してパソコン上で勉強していました。
スキャン代行が面倒な人は自分でスキャナーを購入
自分でスキャナーを購入しておけば、いつでも好きなタイミングでスキャニングできます。
私は公務員試験勉強を開始した当初は、vivid(書類スキャニング代行サービス)のようなスキャン代行サービスを利用していました。
しかし、必要な教科書などが徐々に増えていってスキャン代行サービス料金がものすごく高くなるという難点がありました。
そのため、最終的に自分でドキュメントスキャナーを購入して利用していました。
私が購入したのは以下のようなプリンター型のスキャナーです。
このスキャナーの欠点として、ページを読み込む際にハサミなどで冊子をバラバラに分解する必要があることです。
一度読み込みに使った教科書はバラバラになるので、紐などで閉じ直す必要がありました。(その分、読み込みにかかる手間は少なくて済みます)
本をバラバラにするのが嫌だという方は教科書をバラバラにしなくてもスキャンできる以下のタイプのスキャナーがおすすめです。
本を分解せずに書類をデータ化することができます。
長期の治験はできる限り友人と一緒に参加すること
長期の治験はとにかく孤独です。
1週間程度であればある程度耐えられるかもしれませんが、それ以上長期になると孤独を感じるようになります。
私は一度、一人で14泊15日の治験に参加したことがありま。
公務員試験勉強は確かにはかどったのですが、空いた時間に話す相手がいなくてかなり孤独を感じたのを覚えています。
まず、治験参加中は基本的に病院の外に一切出られません。
社交的な人であれば一緒に入院している他の患者さんとも仲良くなる人もいます。
(実際に治験中に知り合って仲良くなる患者さんもいらっしゃいます。)
ですが、私は気を使うのが嫌だったので特に他の人と交流することもありませんでした。
そのため、気心の知れた友人と一緒に治験に参加することで孤独に対処しましょう。
まとめ
- 公務員試験受験者は「お勉強しながらお金を稼げる」治験アルバイトが非常におすすめ!
- 「食事・投薬・睡眠」以外はずっと勉強できる!
- 治験は寝ている間も時給が1000円発生し続けるアルバイト!
試験勉強をしながらここまで大金を稼げるアルバイトは治験意外に存在しないと思います。
興味を持たれた方はぜひ治験紹介会社へ登録して公務員試験勉強の糧にしましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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- 【おすすめ】JCVN:業界最大手の会社。日帰りから宿泊案件まで幅広くカバーしている。
- クリニカルボランティアサポート(CVS) :健康食品モニターなどの案件が豊富。気軽に参加できる案件が多い。
- V-NET(医学ボランティアネットワーク) :関西地方を中心に治験を取り扱っている展開している会社。関西地方在住の方は登録必須。
- インクロム:関西圏に展開している法人です。一般的な治験〜専門的な治験まで幅広く取り扱っています。
- 治験バンク:全国各地の治験情報を入手できる。新規会員登録しておくことで、あなたの地域にあった治験をすぐに調べられる。