試験勉強

小論文が公務員試験の合否を分ける!解答手順と勉強のコツを伝授!

公務員志望者

小論文が公務員試験に与える影響ってどのくらいなんだろう?
小論文の書き方の流れと勉強のコツを知りたい!

こういった疑問にお答えします。

小論文の出来が公務員試験の合否を分ける

小論文の出来が公務員試験の合否を分けます。

小論文の配点比率が高くなっており、マーク式問題よりも合否に影響を与える影響力が大きくなってきているからです。

また、小論文はマーク式と違って当てずっぽうが通用しません。

書き方の作法などをある程度理解していないと、1点ももらえずに足切りにあってしまうこともあります。

公務員試験で合格に大きな影響を与える小論文の書き方について解説します。

公務員試験の小論文の概要

60分〜90分で文字数は800文字〜1500文字程度のものが多いです。

論文課題としては、公務員が直面する社会問題に対して、解決策を論じるものが多いです。

少子高齢化社会・外国人の増加・地域のつながりの希薄化などから、そのときどきのタイムリーな社会問題が出題されやすい傾向にあります。

小論文の書き方

次の課題を参考に小論文の書き方を解説します。

小論文のお題例

外国人労働者が増加しており、それに伴って言語や文化に違いが地域社会にさまざまな課題をもたらしています。

日本に増え続ける外国人と共生するために行政はどのように取り組むべきでしょうか

小論文のアウトライン(骨格)を決める

小論文の骨格は、与えられたお題に対して「現状把握➔課題提示➔解決策提示➔結論」という流れで書きます。

小論文を書く際は必ずこの「アウトライン」を何よりもまず最初に決めるようにしましょう。

他の細かい部分を先に決めてしまうと後で大きな変更を余儀なくされます。

また、試験時間全体の4分の1程度をアウトラインを考えるために用意することをオススメします。

よくある間違いとして、アウトラインを決めずにいきなり文章を書き始める人がいますが絶対にやめましょう

いきあたりばったりで書いていると必ず論理矛盾を起こしたり、書いている途中に考えが変わったりして、大きな失点の原因となります。

公務員の論文試験は制限時間が非常に短いので、どんな課題がきても型に沿って記述できるよう日頃から訓練しておく必要があります。

小論文は指定された文字数数の±10%以内の範囲で書くこと

小論文の文字数は、指定された数の±10%以内に抑えてください。

例えば、「1400文字程度」と指示があった場合、1260文字(1400文字の90%)から1540文字(1400文字の110%)の範囲内で記述しましょう。

文字数がこれより多かったり少なかったりすると、減点の対象となります。

また、「〇〇文字以上」もしくは「〇〇文字以内」と明確に支持された場合必ずその指示通りに記述してください。

1000文字以上と指定があった場合、その文字数に満たない論文はどんなに内容が良くても問答無用で足切りされます。

各段落でどのくらいの分量で書くかをざっくりイメージする

論文のアウトラインを決める際に、あらかじめ各段落でだいたいどのくらいの分量の文字数を書くかをざっくりイメージしておくことが非常に大切です。

試験終了間際になって、文字数が多すぎる!とか、文字数が全然足りない!なんて事になりかねないからです。

各段落の文字分量のイメージとしては、

現状把握:課題提示:解決策提示:結論=2:3:3:1

くらいが理想です。

もちろん、問題や回答内容によって、文字の量は変動しますが、高得点を取れる解答は決まって「課題提示」と「解決策提示」の分量が多くなる傾向にあります。

各段落の解説

「現状把握➔課題提示➔解決策提示➔結論」の4つの

「現状把握」で問題提起を促す

与えられたお題に対して、社会の実情を説明することで問題提起を促す段落です。

「外国人労働者が増加しており、それに伴って言語や文化に違いが地域社会にさまざまな課題をもたらしています。」

といった例題からは次のような現状把握と問題提起を行うことができます。

「現状把握」の回答例

外国人労働者が146万人を突破し、過去最高記録をしており、今後外国人労働者の数が増加してくることが見込まれます。

「課題提示」で社会に存在する課題を提示する

現状把握➔課題提示➔解決策提示➔結論

「現状把握」の段落から、社会の課題を抽出して問題提起を行う段落です。

課題提示の回答例

言葉の壁が存在するのが課題。ルールの共有や意思疎通ができないため、ゴミ出しなどの日常生活だけでなく、災害などの緊急時にも混乱を招く恐れがある。

日本人の異文化理解が課題。外国人への偏見からコミュニティが分断されている。実際に賃貸住宅の入居を拒否されたり、地域社会への参入ができていないといった不利益も生じている。

「解決策提示」で課題に対する解決策を提示する

「課題提示」を受けて、それに対する解決策を提示する段落です。

「言語の壁による情報格差という課題」があるなら、言語の壁を超えて情報を提供する必要があります。

また、「異文化理解が不十分であるという課題」に対しては、異文化理解を深める活動を行う必要があります。

こういった解決策から導き出されるのが次の回答例です。

「解決策の提示」の回答例

外国人が広く情報を得る手段を提供する必要がある。災害時には入手できる情報が限られており、多くの人が即座に情報にアクセスできる必要がある。例えば、東京都では外国人に向けて「東京都防災アプリ」を提供して災害時の情報発信に努めている。

外国人と地域社会の交流を深める必要がある。異文化理解によって、外国人を受け入れて地域交流を図ることが出来るから。品川区では「英語少し通じます」町会プロジェクトを実施しており、町会の人たちを対象に外国人と交流するための実践的な英会話を教える取り組みを行っている。

「結論」で主張の要点をまとめる

これまでの段落の要点をまとめて結論づける段落です。

「結論」の回答例

外国人労働者の増加によって、言語の違いによる情報格差、文化の違いによるコミュニティの分断が挙げられます。

それらの解決のためには、行政による外国人向けの情報提供だけでなく、外国人と地域交流することで異文化理解を深める方法が有効である。

解答例全文

お題に対する回答例

 外国人労働者が146万人を突破し、過去最高記録をしており、今後外国人労働者の数が増加してくることが見込まれます。 こういった外国人労働者の増加によって生じる課題は、主に2つあります。それは言語の壁による情報格差と日本人の異文化理解です。

 言葉の壁による情報格差が課題です。日本語を読めないために、ルールの共有や意思疎通ができないため、ゴミ出しなどの日常生活だけでなく、災害などの緊急時にも混乱を招く恐れがあります。

 また、日本人の異文化理解が課題として挙げられます。外国人への偏見から地域コミュニティから外国人が阻害されている状態も損ざします。実際に賃貸住宅の入居を拒否されたり、地域社会への参入ができていないといった不利益も生じています。

 上述した課題の解決策として、外国人への情報提供と地域社会との交流の促進が挙げられます。

 第一に、外国人が広く情報を提供する必要があります。災害時は、入手できる情報が限られており、多くの外国人が即座に情報にアクセスできる必要があります。そのため、多くの外国人が常時所持しており、迅速な情報提供を行えるスマートフォンを活用した情報発信が効果的です。 例えば、東京都では外国人に向けて「東京都防災アプリ」を提供して災害時の情報発信に努めていいます。

 第二に、住民が外国人と地域社会の交流を深める必要があります。異文化理解を醸成することで、外国人を受け入れて地域活性化を図ることが出来ます。例えば、品川区では、『「英語少し通じます」町会プロジェクト』を実施しており、町会の人たちを対象に外国人と交流するための実践的な英会話を教える取り組みを行っています。

 外国人労働者の増加によって、言語の違いによる情報格差、文化の違いによるコミュニティの分断が挙げられます。それらの解決のためには、行政による外国人向けの情報提供だけでなく、外国人と地域交流することで異文化理解を深めることが有効だと考えられます。

小論文勉強のコツ

模範解答を課題のテーマごとに数個ずつ暗記する

公務員試験の小論文はテーマがある程度パターン化されています。

  • 地域コミュニティ
  • 高齢者福祉
  • 子育て支援
  • 災害対策などなど

そして、これらのテーマに対する解決策も同様にある程度パターン化されています。

  • 地域コミュニティ希薄化の課題➔「地域協働で地域社会を活性化する」
  • 高齢者福祉の課題➔社会とのつながりをもたせて生きがいづくりを支援する

このように解決策は定型化されています。

模範解答には、それぞれのテーマ課題に対する正しい解決策が論じられているため、暗記することでそのまま解答に応用できます。

インターネットで各役所の政策を網羅して高得点を狙える

インターネットを用いて、それぞれの役所が行っている地域課題の解決策を調べてみましょう。

小論文で具体例を挙げる際に、実際に取り組みを行っている事例を挙げると説得力が増します。

役所が行っている政策を小論文に盛り込むと、オリジナリティが高まるため、周囲と差をつけることができます。

自分だけの独自論文を蓄積する

自分が日々作成した論文を記録して蓄積しておくと、様々なパターンの問題に対応できるようになるのでおすすめです。

自分が作成した論文を見返して、改善を繰り返していく中で応用力を身につけることができます。

一度書いた論文は書いただけで終わりにせず、定期的に見直しをし、欠点の改善や知識の定着に活用しましょう。

論文課題は朝一番に取り組むのがおすすめです。

小論文課題は朝一番最初に行いましょう。

論文の記述はかなり思考力を使うので、他の勉強をした後だと疲れていて100%の力を発揮できません。

朝起きて、頭に何も余計な思考が入っていない状態で取り組むとスムーズに論文を記述できます。

実際に、朝に小論文を書く場合と夜に小論文を書くのとでは、勉強効率が圧倒的に違うので一度試してみることを強くオススメします。

まとめ

  • 公務員の小論文試験の出来が合否を左右します。
  • 「現状把握➔課題提示➔解決策提示➔結論」の順番で書くこと
  • コツを抑えて小論文の勉強に取り組むこと

皆様の勉強の助けになれば幸いです。

本記事をご覧頂きありがとうございました。

ABOUT ME
susumu
都内の某市役所で勤務していた元地方公務員のススムです。 勤めていた市役所を主席(1位)合格しました。 公務員を目指している受験生や公務員への転職を考えている人に向けて、公務員の採用現場の裏側や人事制度・仕事についてリアルな経験をもとに書いていきます。
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