こういった疑問にお応えします。
公務員試験と民間就活を併願する際にもっとも重要なポイントは、「効率」です。
なぜならば、公務員試験と民間就活を並行すると圧倒的に時間が足りなくなるからです。
今回は効率的な民間企業の併願に役立つ、公務員試験受験者におすすめの就活サイトをご紹介します。
本記事の内容
- 公務員試験受験者におすすめの民間就活サイト(無料)
- オススメの民間就活サイトの活用方法
- 公務員試験と民間併願でよくある疑問
- OfferBox(オファーボックス):企業側からスカウト(逆オファー)を受けられる新しい就活の形
JOBTV:企業の説明会を好きなだけ見ることができて効率的な就職活動ができる
それでは順番に説明していきますね。
公務員試験受験者は効率的に就活できるサイトを利用すべき
公務員試験受験生は効率的な就活ができるサイトがおすすめです。
効率的に就活できるサイトとは、具体的に次のようなものです。
公務員受験生におすすめできない就活サイト
- 大手の民間就活サイト
公務員受験生におすすめの就活サイト
- 就活エージェントが個別対応してくれるサイト
- 採用直結型の就活イベント
- スカウト型のサイト(応募に手間がかからない)
順番にみていきましょう。
公務員試験受験者に大手就活サイトをおすすめしない理由
リクナビやマイナビなどの大手就活サイトは、企業掲載数をウリとしており情報数が膨大です。
しかし、学生などの求職者にとっては選択肢が多すぎてむしろ選ぶのが大変です。
就活にたっぷり時間をかけられる人ならともかく、限られた時間を試験勉強に充てなくてはいけない公務員試験受験者にとって、大手民間就活サイトは必ずしもやさしいものではないのです。
そのうえ、業界研究と志望動機作成や面接対策など民間就活では公務員試験並みに対策すべきことが山ほどあります。
大手民間就活サイトでは、エントリーシート作成や面接の志望動機などのサービスを受けることができません。
明確に志望業界や志望動機が決まっている人でなければ、結果的に莫大な時間がかかります。
大手就活サイトは手間がかかりすぎる
大手就活サイトの流れは以下のとおり。
- 就活サイトに登録
- 自分で業界研究&企業説明会エントリー
- 自主的に説明会に参加
- 企業にES提出&面接受ける
- 内定
知識もなにもない併願受験生が1から準備するためにはあまりにも手間がかかります。
志望業界選び、企業選定やリサーチ、就活面接のフィードバックまですべてを自分でこなさなければいけません。
ただでさえ公務員試験の勉強をしなければならない中で、他の民間就活生に太刀打ちするのに、この負担はあまりにも大きい。
公務員試験受験者が民間就活をする場合のパターン
公務員試験の受験者が民間就活をする場合に想定されるパターンはいくつかあります。
- 最初から公務員と民間を併願するパターン
- 公務員試験に失敗して民間企業を目指すパターン
- 公務員試験に失敗して就活浪人するパターン
いろいろなケースが想定されますが、いずれのパターンでも、公務員試験勉強をしている限り時間が不足するため『効率的に』就職活動をすることは避けられません。
(さもなければ公務員試験に落ちてしまうか、民間就活に失敗します)
公務員試験受験者におすすめの就活方法
公務員試験受験者におすすめの就活方法①:就活エージェント
就活エージェントとは、面談の希望をもとにあなたの希望と適性にあった企業をエージェントが紹介してくれるサービスのこと。
公務員試験の受験者は、民間企業の研究時間が不足したり、そもそも面接を受ける時間も限られているため、企業選びが難しいです。
プロの意見を参考に企業探しをすることで、効率的な就活が実現できます。
また、就活エージェントでは、面接やES作成の指導も手厚く行ってくれます。
公務員試験受験者は、面接対策に充てられる時間が不足しがちなため、活用することで民間就活の成功率があがります。
面接対策にも役立つため、公務員試験の合格率アップにも役立ちますよ。
公務員試験受験者におすすめの就活方法②:採用直結型の就活サイト(就活イベント)
採用直結型の採用イベントは小規模な企業数で開催されていることが多く、短期間で内定をゲットできます。
何度も面接選考が課される企業は公務員試験のスケジュールの関係であきらめなくてはいけないこともありますが、採用直結型の就活イベントを活用すれば、最短即日で内定をゲットできます。
採用直結型の就活イベントでは、企業の社長や採用権を持った人事担当者などが参加しており、採用者のマインドを学ぶことも可能。
公務員試験受験者におすすめの就活方法③:スカウト型就活サイト
スカウト型就活サイトとは、あなたのプロフィールをあらかじめサイトに登録しておくことに寄って、それをみた企業担当者があなたにスカウトを送ってくれるサービスのこと。
スカウト型就活サイトは、自分から企業探しをする必要がない上に通常よりも有利な選考を受けられるメリットがあります。
相手からスカウトが来ているわけですから、通常の面接やグループディスカッションなどの選考フローを飛ばせます。
もちろん、届いたスカウトを受けるかどうかはあなたの自由です。
待っているだけで内定のチャンスに出会えるため、「効率的な就活」という観点からみれば、登録しておいて損はありません。
【無料】公務員試験受験者におすすめの民間就活サイト
- OfferBox(オファーボックス):企業側からスカウト(逆オファー)を受けられる新しい就活の形
JOBTV:企業の説明会を好きなだけ見ることができて効率的な就職活動ができる
公務員試験受験者が利用すべき、就活サイト(サービス)は上記のとおり。(全て無料で利用できます。)
どのサイトも公務員試験の就活には必ず役立つので、民間の内定を絶対にゲットしたいと考える方は上記のリンクから登録しましょう。
それぞれについて、どんなサービスか順番に見ていきましょう
オフィスに出向くことなく自宅で面談できるため、コロナウィルス感染症の対策はもちろん、効率的に時間を活用したい公務員試験受験生にもやさしいですね。
キャリアパーク就職エージェント
キャリアパーク就職エージェントはひとりひとりに合わせた企業を紹介してくれる就活エージェントです。(もちろん、無料で利用できます。)
キャリアパーク就職エージェントでは、専任のアドバイザーが個別就活相談、ES添削、企業紹介までトータルで対応してくれる手厚いサポートを提供してくれます。
個別面談が受けられるため公務員試験の面接対策にも適しており、内定までサポートを受けられます。
.個人に合わせたアドバイス・サポートがもらえる
キャリアパーク就職エージェントの最大の魅力は何と言っても、個人の就活の要望を面談でヒアリングして一人一人に合わせたアドバイス・サポートがもらえる点です。
厳選された企業紹介から面接対策だけでなく、内定後のマナー・服装など、入社までサポートをおこなっていることも魅力的です。
また、エージェントとLINEを使えるため気軽に活用できます。(メールや電話でのやり取りももちろん可能。)
さらに、特別推薦枠が用意されており、招待されればESや書類選考などを省略し、最短『3日間』で内定が出ます。
企業選びから内定まできめ細かいサポートを受けられる上に、短期間で内定をゲットできる可能性のあるおすすめの就職エージェントです。
キャリアチケット
キャリアチケットでは「キャリアチケットカフェ」と呼ばれる無料のカフェスペース(いわゆる「就活カフェ」)を利用できます。
就活カフェは、キャリアチケットに登録している大学生ならだれでも利用できるため、就活の情報収集だけでなくカフェスペースとしても利用できますね。
もちろん、OB座談会や企業交流会など就活に役立つコンテンツも多数提供しています。
キミスカ
キミスカは、登録しておくだけで企業からのスカウトメッセージを受け取れる逆求人型の就活サイト。
企業の採用担当者が登録者のプロフィールをチェックしてメッセージを送るので、利用に手間がかかりません。
しかも、スカウトされた場合には、ESやSPIなどの面倒な書類選考をすっ飛ばせるため、効率的に就活できます。
さらに、企業が学生にスカウトメッセージを送ってきた理由を聞けるため、自分の長所や強みに気づくことができます。
しかも、キミスカに登録すればどんな人でも就活コンサルタントからのサポートを「無料で」受けられます。
専門家からのサポートを受けられるため、面接対策やエントリーシート添削で役立ちますよ。
登録しておくだけで企業からのアプローチが受けられる上に、民間就活や公務員氏kンの面接対策にも役立つ「キミスカ」。
特に、効率的な就活が求められる公務員と民間を併願するあなたには登録必須です。
Meets Company
MeetsCompanyでは、小規模な座談会形式の合同企業説明会を行っています。
企業の社長や採用担当者など採用権を持っている社員と近い距離でお話しできるため、即日内定ゲットのチャンスも。
MeetsCompanyの最大のメリットは全国各地で年間1500回以上の採用説明会を開催していること。
就活イベントは首都圏で開催されることが多いため、地方在住の就活生も便利に活用できます。
また、就活イベントは1年間を通して開催されているため、公務員試験の途中でも、試験が終わってから民間就活に臨めます。
「採用権」を持っている人がどのような考えを持っているのかを知ることで面接対策にも生きてきます。
MeetsCompanyの座談会はある意味で面接試験本番と近い雰囲気を体験できます。
面接試験において「慣れ」は非常に重要であるため、「場慣れ」のためにも一度参加してみるのを強くおすすめします。
採用担当者の考え方・面接試験の場慣れに加えて、運が良ければ即日内定ゲットまであるので、とても効率よく就活に臨めますね。
また、就活イベントの少ない地方在住の方や、公務員試験が終わってから就活を始める方にとっては貴重なサイトであるため必ず登録しておくべきですね。
公務員試験受験者が民間就活サイトに登録するメリット
公務員試験を専願受験する人にとって、民間就活サイトの登録はメリットがないと思われがちです。
しかし、ぼくは民間就活サイトの登録は専願受験者こそがぜひ登録すべきであると考えています。(もちろん、民間の併願希望者にもおすすめですよ。)
その理由は以下のとおりです。
- 志望動機作成に役立つ
- 公務員試験の面接で有利にたてる
- 面接対策を先取りできる
民間就活サイトに登録するメリット①:志望動機の作成に役立つ
民間企業向けの志望動機を作ることとなりますが、この経験が公務員試験の面接対策にも役立ちます。
今いまき「官民協働」というように公務員の志望動機は民間企業の事情と密接に関係します。
さらに、
「どうして民間企業を受けないのですか?
あなたのやりたいことは民間企業でもできるのではないですか?
といった鉄板の質問に対する回答を自分の実体験から探る手助けとなりますよ。
民間就活サイトに登録するメリット②:公務員試験の面接で有利にたてる
誤解を恐れずにいえば、公務員試験の面接ライバルは民間就活志望者と比べて弱いです。
民間就活勢のように早いうちからインターンや面接対策に臨むわけでもなく、ひたすら筆記試験の勉強しかしていな人が多いからです。
さらに、大学3年時から公務員試験予備校に通い始めるため、その分の経験値も少なく面接で話せる内容も薄くなりがち。
民間就活勢の荒波にもまれた公務員試験受験生は、受験専願のひとよりひとまわりもふたまわりも面接対策に強くなれます。
「民間就活を並行しようか悩んでいる人はとりあえず始めて見ることをおすすめします。無理そうだと思ったタイミングで民間就活をやめればまったく問題ありませんし、それまで積み上げてきたものも無駄にはなりませんよ。
民間就活サイトに登録するメリット③:面接対策を先取り対策できる
多くの公務員予備校などでも面接対策を受けられますが、その多くは面接試験本番の直前期にならないと講座を受けられません。
ゼロベースで面接試験対策を始めるのは実際かなり大変。
結局、面接試験の対策が間に合わなくて不合格となってしまう受験生は実のところかなり多いです。
(人事課で働いていたとき、採用面接の現場でそういった人に何度もあったことがあります)
民間就活サイトには自己分析ツールなど志望動機作成に役立つ情報が満載で、早期から面接対策をスタートできます。
さらに、就活のプロから指導を受けられるサービスも数多く、あなたの面接試験対策に大いに役立ちます(利用は無料です)
公務員試験の受験者が民間就活を併願するのは、実は公務員試験そのものにも役立つので余裕があれば民間就活サイトを登録するのはおすすめですね。
公務員と民間の併願に関してよくある質問
公務員と民間の併願を考えている方が悩むであろう質問について、ぼく自身の経験や知り合いの公務員の話をもとに回答します。
質問①:公務員志望者におすすめの併願先は?
ズバリ、あなたのやりたい興味関心のある分野がおすすめです。
理由は以下のとおり。
- 志望動機を自分の言葉で話せる
- 就職後のミスマッチが少ない
おすすめされている業界だからなんとなく受ける、という人よりも自分の興味関心によって志望先を決めたほうが長期的に幸せになれますね。
とはいえ、正直やりたい仕事はそこまでないという方も多いと思うので、オススメの業界は以下のようなところです。
- 特殊法人(独立行政法人・公益財団法人・公益社団法人など)
- 政府系企業(日本政策金融公庫・国際協力機構(JICA)・農業協同組合(JA)・漁業協同組合(JF)など)
これらの企業は比較的安定した業界なので、安定志向の公務員志望者のニーズともマッチします。
とはいえ、やりたい仕事内容と志望先の仕事内容がマッチしていないと面接で志望動機を離せなくなるため、できるだけあなたの公務員試験の志望動機と一致している就職先を選びましょう。
質問②:公務員と民間を併願していることは隠すべき?
あなたの志望動機を説明するために役立つなら話すべきです。
- 教育支援に携わりたい
→私立大学法人の面接試験で国立大学法人を併願していることを伝える - 農業支援に携わりたい
→農林水産省の面接試験でJAを併願していることを話す
上記のようなケースでは、志望先を話すことは決してマイナスに働きません。
仕事を達成するためには公務員でも民間でも手段は問わない。あくまで自分のやりたい仕事を実現するための手段として公務員(民間)を併願している
こういったスタンスで説明できれば、面接ではむしろ熱意のアピールとなるでしょう。
しかし、受けている業界がバラバラで「なんとなく安定しているから受けてます」ということが感じられるような一貫性のない志望先だったり、自分の言葉でうまく説明できないようであれば、併願先を話すことが面接試験でマイナスに働く可能性が高いですね。
とはいえ、併願先の有無で採用に大きな影響を与えることはあまりないので、話さなくてもあまり問題はないとは思いますが、質問されたときの受け答えはしっかり考えておきましょう。
公務員試験を併願していることを伝えたら民間就活でマイナスイメージでは?
と民間企業の面接官に思われるリスクがあると考える方もいるようです。
しかし、ぼくは公務員を併願していることがマイナスイメージに働く可能性は低いと考えます。
企業は併願先の有無に関わらず能力のある人材を採用したいと考えているからです。
そもそも、企業にとっては公務員組織だけでなく民間他社も併願ライバルとなりうるからです。
- 「御社だけでなく公務員を併願している」
- 「御社だけでなくA社を併願している」
どちらも他社に就職されるリスクは企業にとって同じですね。
公務員試験だけを特別なものとみなすことはありません。
そもそも、企業側も求職者が複数の企業を併願していることは考慮に入れており、一定割合の内定を辞退されることを見越して内定を多めに出しています。
それに公務員よりも民間企業が第一志望という人も本当にいるので、「公務員に内定したら必ず民間企業の内定を辞退する」という図式はかならずしも当てはまりません。
とはいえ 、結局のところ会社の考え方にもよるので絶対の正解はありません。
併願先を伝えるも伝えないも、ご自身が納得できる方で回答するのがベストですね。
ただし、「御社が第一志望です」←これは本心じゃなくても必ず言おう
この気持はわかりますが、面接で正直にいうべきではない。
企業担当者にとって見れば「第一志望じゃない企業で働いてて悪かったな!!!」と思われて心象は最悪です。
就活では建前でも「御社が第一志望です」と話すのがマナーみたいなところがあります。
嘘は良くないという考えもありますが、ここは考えてもしょうがないので「御社が第一志望です!」とハッキリ断言しましょう。
【まとめ】公務員試験受験者は効率的な就活をすべき
- 公務員と民間の併願
→公務員試験勉強にくわえて、民間企業の研究やES対策などやることが山積み。効率的な就活を行う工夫が必要 - 公務員試験に失敗して民間就活に切り替える場合
→就活の知識が浅く、就活自体も終盤なので効率的に就活する必要あり - 公務員試験に失敗して、就活浪人をする場合
→周囲より1年余分に過ごしているため空白期間の説明やレベルの高い対策が必要
どのような場合でも公務員試験受験者が民間就活を行うために効率的なサポートを受けられる民間就活サイトの活用は必須。
これができないと公務員試験・民間就活の共倒れを招いてしまいます。
今回紹介した就活サイトは、公務員試験受験者ができる限り負担を少なく効率的にあなたに適した企業を見つけるのに役立つサービスばかりです。
併願を考えているかたは必ず利用するようにしてください。
※就活エージェントの面談やイベントは、基本的に早いものがちです。
思い立ったらすぐに登録しましょう。
- OfferBox(オファーボックス):企業側からスカウト(逆オファー)を受けられる新しい就活の形
JOBTV:企業の説明会を好きなだけ見ることができて効率的な就職活動ができる
ここまでご覧いただきありがとうございました。