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採用・転職

公務員浪人を決意するか悩んでいるあなたへ!公務員浪人の経験から学んだノウハウを伝授します

公務員浪人の経験談から対策を紹介します。

私は大学を1年間休学し、海外バックパッカーをしていたため、周囲の人が大学を卒業していく中、公務員試験を受験しました。

試験に落ちて浪人したわけではありませんが、公務員浪人と同じ環境だったと思います。

私が経験した公務員浪人の体験談と対策をご紹介します 

公務員浪人は選択肢として大いにアリ! 

公務員浪人することは大いにアリだと思います

社会人になると定年までの少なくとも40年間は働き続けなくてはいけません。

今後の一生の大部分を占める仕事を選ぶのならば妥協せずにつきたいごとについたほうがいいです。

社会人になってから就職浪人した1〜2年程度は長い人生で見たら大した差ではありません。 

「どうしても公務員になりたい!」という意思があるのであれば、公務員浪人をすることをおすすめします。 

実際私も「就職先が公務員がいい!」と思ったので、1年間は就職せずに公務員受験を選択しました。 

公務員浪人は筆記試験・面接試験ともに現役生の一歩先をいく

公務員浪人生は、現役時代に公務員試験を経験しているため、筆記試験・面接試験ともに現役生よりかなり有利な状態です。

要するに「強くてニューゲーム」できます 

自分の経験をもとにどんな部分が自分御弱点か分析もできるため浪人時代の学習効率もよくなります。

面接官にしてみれば現役生も公務員浪人生も年齢的に大差がない

しかも、面接官にしてみれば現役生も公務員浪人生も年齢的に大差はありません。

インターネットでは「現役生の年齢+2歳を超えると就職に不利だ」とか「既卒の就職は絶望的だ」というような噂で溢れています。

ですがそういった声に怖気付いてはいけません。

受験生にとってみれば1〜2年の差は大きな壁に感じるかもしれませんが、面接する40代〜50代の中年男女にとってはどちらも「若者」というくくりで年齢はほとんど全く面接点に影響を与えません。

少なくとも公務員受験に限って言えば、

「その人がどれくらい本気で公務員になりたいのか?」「どのくらい公務員の適正があるのか?」、というやる気や人柄の部分を見られます。 

とはいえ公務員浪人にもリスクはあり! 

確かに公務員浪人生は大して不利にならないとはいうものの、公務員浪人にもリスクはあります。

公務員浪人のリスクとその対処法を紹介します。

新卒カードを使えるように大学を就職留年する

大学が公務員浪人を考えるときにブチあたる選択肢として、

  1. 就職のために大学を留年をする
  2. 大学を卒業して公務員浪人をする

という2つの選択肢があります 

私は、「①就職のために大学を留年をすること」をおすすめします。 

というのも、公務員浪人が失敗したときに民間企業への就職を考えることになりますが、 

民間企業の場合、既卒と新卒では就職の難易度が大きく変わるからです 。

新卒であればすんなり受けられる企業でも、一度大学を卒業して「既卒」となってしまうと、他の社会人経験者と競うことになり就職難易度が高くなります。 

(一部の会社では「第二新卒枠」などがありますが、それでも第二新卒は社会人経験があります)

ただでさえ公務員試験で大変なときに、難易度の既卒枠で民間企業の受験をするのは大きな負担です。

大学を就職留年するには経済的に大きな負担になりますが、それでも一生がかかっている就職の機会を有利にできるのはあまりあるメリットだと思います。

大学に就職留年するといろいろなメリットがある 

また、就職の面だけでなく、大学に在籍していると公務員試験でさまざまなメリットを享受できます。

例えば私の場合、大学を留年した年はほとんど授業をとらなかった代わりに、大学のゼミの授業を取りました。

つまり、公務員試験勉強のために独学をしていても、最低週に1回はゼミの人たちと顔を合わせる機会がありました。 

大学に在籍するメリット

  • たわいない会話でストレス発散できる
  • 毎週ゼミに通うために生活リズムを崩さずにいられた
  • ゼミの教授から就職先についてアドバイスをもらうことができる

就職留年にはこういった目に見えないメリットがあります。

さらに、公務員試験に合格してからも残りの大学生期間を満喫できました

一緒にディズニーランド行ったり、卒業式で盛大に祝ってもらえたりします。 

おそらく公務員浪人生は現役生時代に卒業する時も、就職先が決まらず卒業旅行に行ったりして遊ぶこともあまりできなかった人も多いと思います。

既卒浪人生はこういった精神的な支えや学生生活を楽しむという恩恵を受けられなくなるので、経済的に許されるのであればできる限り大学に留まった方がいいです。 

公務員浪人生は必ずしも予備校に入る必要はない 

公務員浪人生は、現役の時に公務員試験の勉強を一通りしているはずなので、必ずしも予備校の30万円〜40万円するコースを受講する必要はないです。 

ですが、多くの公務員予備校では「面接試験の練習」は予備校の本科生しか受講できない仕組みになっています。 

つまり、予備校の面接対策を単科で受講するのが難しいということです

(LECなどの一部の公務員予備校であれば単科で面接対策講座を受講できます) 

面接対策に大きな不安がある人は多様大きなお金がかかっても予備校の本科生になった方がいいでしょう。 

公務員予備校で支払った30万円〜40万円の費用は公務員なれば数ヶ月で返済できる程度の金額です。 

そのお金をケチって1年間を無駄にするよりは賢明だと思います。 

公務員浪人するお金がない人は治験に参加する 

公務員浪人にはお金がかかります。 

公務員予備校に通ったり、大学を留年するにも年間数万円〜数十万円のお金がかかります。 

その一方で公務員試験の勉強もしなくてはいけないので、そこまで多くの時間をアルバイトに当てるのもむずかしいです。 

そんな人には「治験」をお勧めします。 

治験であれば勉強をしなからお金を稼ぐことができるので一石二鳥です。 

具体的には、治験で18日入院している間、1日あたり10時間勉強しながら、40万円程度の収入を得ることができました

参加するのに特別な資格も要らないので公務員受験生でも気軽に参加できます。

ここら辺のメジャーな治験サイトに登録することをおすすめします。 

おすすめの治験会社

治験について詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています 

公務員試験中にアルバイトするなら断然治験がおすすめ!勉強しながらお金を稼げる最強のアルバイト!公務員試験勉強は、勉強時間を確保しつつも模試の受験料や直前期の対策講座を受講するために意外と多額の費用がかかります。 また、試験勉強に...

公務員浪人は勉強内容よりもメンタル面のコントロールを重視する 

公務員浪人はメンタル面のコントロールを最重要視しましょう 

公務員浪人は現役受験生よりも知識や経験面では一歩リードしていますが、 

環境的なプレッシャーは公務員浪人の方が負担が大きいからです。 

私も公務員浪人をしていた当時は24歳になる年(つまり現役生+2年)だったので、経済的にも周囲の環境的にもこれ以上浪人するのが難しい状態でした。

そのため「これで失敗した流石にもう浪人できないしニートになってしまう」というプレッシャーを常に感じていました。

そういったプレッシャーに押しつぶされないために、

メンタルコントロールするには次のことに心がけましょう

  • 悩みを相談できる友人と定期的に会う
  • 定期的に運動をする
  • 規則正しい生活をするために避けられない予定を入れる

定期的に悩みを相談できる人と会うこと 

信頼できる友人と意識的に会う機会を作ってストレスを溜め込まないようにしましょう。

私も経験があるのですが、就職浪人をするとなんとなく社会的に後ろめたさを感じてしまい、無意識のうちに人と会うのが億劫になってきます。

そうすると、悩みやストレスを自分の中に抱え込むようになり、勉強に集中できなくなったり精神的に参ってしまいます。

さらに、公務員浪人生は、大学の友人たちは大学卒業して社会人になっていて社会的に孤立しやすい環境にあります。

そのため意識して友人と会う機会を設けないとどんどん孤立して悩みを抱えることになります。

私は一人暮らしをしていたため、週に1回ある大学のゼミの授業を除けば人と話す機会が全くなくなってしまいます。

社会人になった友人や同じように就職留年していた友人を誘って週に1回は友人とあってご飯を食べにいくことを心がけていました

また、既に公務員として働いている友人がいたら会って話を聞いてみましょう。

合格のアドバイスをもらえますし、仕事内容も具体的にイメージできるようになります。 

定期的に運動をする 

公務員浪人中は運動不足になりがちです。 

「健全な魂は健全な肉体に宿る」というように、肉体が衰えていると気持ちも弱気になりがちです。

運動を定期的に行うことで、体を鍛えてストレス発散を期待できます。

特に公務員試験は本番直前期にある程度知識を詰め込む期間が必要です。

その時に、体力があるかどうかで勉強時間が決まり、ひいては合否を左右する結果となります。

私は試験本番3ヶ月前までは週に1回ダンス教室に通って運動をしていました。

試験本番直前期は運動をやめて公務員試験に専念しました。

規則正しい生活をするために避けられない予定を入れる

避けられない予定を入れるのは規則正しい生活をするためです。 

浪人中はは勉強以外の予定が基本的に入らないので、どうしても夜更かししがちになってしまいます。 

大学のゼミやインターンシップ・OB訪問の予定など自分の生活リズムを整えるために率先して予定を入れましょう。

ただし、予定の入れ過ぎには注意が必要です 

公務員浪人中にすべき面接対策の準備

公務員浪人期間中に経験したことを説明するための「ネタ作り」が必要不可欠です。

浪人している間に 「勉強だけしていました!」 では少し志望動機が弱いです。

就職浪人は普通の現役受験生より1年間長く空白期間を持っています。

その期間を有意義に活用して、面接官に1年間のブランクがあっても納得できるようなエピソードを考えることが非常に大切です。

その1年間で普通の公務員受験生よりも進んで身につけたものを自分が身につけたものを説明できるようになにかしらに取り組むことをおすすめします。 

  • インターンシップへの参加
  • ボランティアなどのイベント経験
  • 役所でのアルバイト

インターンシップへの参加

公務員浪人時にはインターンシップには参加しましょう。 

空白期間に経験したことを説明するネタとして非常に役立ちます。 

現役時代よりも時間に余裕があることも多いので、可能な限り参加しましょう。

志望動機がより綿密になったり、志望先を変更するのにも役立ちます。

ボランティアなどのイベント経験 

ボランティアなどのイベントに参加すると、面接ネタの材料としても活用することができます。

ちなみに、私は休学期間中に海外バックパッカーをしていました。 

公務員受験生では、バックパッカーをしている人は少なく面接で食いつかれない事はありませんでしたし、全ての面接官が空白期間があることを納得してくれました。

空白期間を説明できるネタ作りをしておけば1年間の留年のハンデを補えるくらいのメリットがあると思います。 

役所でのアルバイト

役所でアルバイトをすることで面接試験の志望動機を作るのに役立ちます。

例えば、福祉課に配属されたら

「便利な制度があるのに役所でほとんどPRされていないな〜」

とか色々と現場目線で気づくことが出てきます。

そういった気づきをもとに、

「私だったらうまく広報してより多くの人に制度を活用してもらために、こういう取り組みをします」

という政策内容のアピールにもつなげることができます。

公務員浪人は1浪までに留めたほうがいい理由

公務員浪人を1年間やってみてダメだったら、潔く民間企業に就職することをおすすめします。

大学に就職留年していた人であればここで新卒カードを生かすことができます。 

公務員試験がひと段落する秋口には結果が分かっていることが多いと思います。 

そのタイミングで不合格だったら徐々に民間企業の就職へシフトしましょう。

年を重ねるごとに「空白期間」の説明難しくなる

大学受験と違って公務員試験で2浪以上するのははおすすめしません。

それは年を重ねるごとに空白期間の説明が難しくなっていくからです。

大学受験であれば筆記試験で高得点さえ取ることができれば年齢関係なく合格できますが、公務員試験には必ず面接試験が存在します。

そして、面接試験において「空白期間」を突っ込まれるのは確実だからです

1年間の留年をしてインターンシップに行った経験は受け入れられたとしても、

2年も3年もインターンシップに行っていたら面接官を納得させるのは難しくなります。

「インターンシップに2年も3年も行って、就職するつもりはないのかな?何か問題がある人なんじゃないかな?」

と思われること間違いなしです。

さらに、公務員だけでなく民間企業の採用試験も難易度が上がっていきます。

公務員の面接試験で高得点を取るのが難しい多浪生は不合格を重ねた結果、民間企業にも就職できなくなるリスクが非常に高くなります。

したがって、2浪以上はおすすめしません。

民間企業経験を生かして公務員試験にリベンジできる

公務員は民間企業を経験してから就職することも可能です。

むしろ、民間企業の経験を公務員試験の志望動機に活用できルため、現役時代より合格する確率が上がることも珍しくありません。

実際に、私の市役所には現役時代に受験して不合格になった方が、「社会人経験者枠」を受験して内定に至ったケースもあります。

いつまでも公務員受験の勉強に時間を費やすよりも、社会人経験をしてから就職したほうが結果的に近道になることもあります。

まとめ

公務員試験浪人のコツについてかいてみました。

公務員浪人にのぞむ際はメンタル面に気をつけつつ、勉強に取り組んでください。

ご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
susumu
某市役所を首席(1位)で複数合格しました。 公務員を目指している受験生や公務員への転職を考えている人に向けて、公務員の採用現場の裏側や人事制度・仕事などを紹介します。 また、現役公務員に役立つライフハックを書いていきます。

公務員予備校のまとめ記事は以下で紹介しています。

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