こういった疑問にお答えします。
教員採用試験とは主に公立の小・中・高校の教員採用試験のことを指します。
主に各都道府県に存在する小・中・高・校の学校の先生となります。
身分的には地方公務員の一つです。
今回は教員採用試験の概要・倍率とおすすめの予備校を紹介します。
教員採用試験の概要
教員採用試験は大きく分けて以下の2つに分けられます。
- 筆記試験
- 面接試験
教員採用の筆記試験
ほとんどの教員採用の筆記試験は以下の3つの科目で試験が行われます。
- 教職教養
- 専門教養
- 論文
教職教養
教育に関する基礎的な問題が出題されます。
公務員や教育に関する法律に関する問題が出題されます。
専門教養
専門教養は自分が受験する科目に関する問題が出題されます。
例えば、高校の社会科区分を受験するなら、社会に関する問題が出題されます。
論文試験
教育に関する論文が出題されます。
例えば、「いじめの防ぎ方」のような学校教育に関する問題が出題されます。
面接
主にグループディスカッションなどが行われます。
グループディスカッションの内容は、主に学校教育に関することです。
具体的には以下のような議題です。
- 思いやりに関すること
- 人間関係形成に関すること
教員採用試験の倍率
教員採用試験の倍率は1.2倍〜86.0倍まで幅広いです。
教員採用試験の倍率は、以下の3つの要素によって異なります。
- 受験する学校の区分(小学校・中学校・高校)
- 受験先の自治体
- 受験教科
小・中学校の倍率が低く、高校の倍率が高い
小・中学校の倍率が低く、高校の倍率が高くなる傾向があります。
小・中学校の採用倍率は平均して約1.5倍〜3倍程度の自治体が多いです。
例えば、最も採用倍率の低い新潟県はたったの1.2倍しか採用倍率がありません。
(つまり、10人受けたら8人が合格する試験!)
一方で、高校教員の倍率は約2倍〜5倍程度の自治体が多いです。
最も採用倍率の高い沖縄県では86.0倍もの倍率の試験もあります。
自分が志望する自治体によって倍率が異なるので調べてみましょう。
田舎の自治体は倍率が不安定で、都心の自治体は倍率が安定的
田舎の自治体は倍率が不安定で、都心の自治体は倍率が安定的です。
田舎の自治体は教員採用数がもともと少ないため、採用者数が少し変動するだけで倍率がものすごく上がってしまいます。
一方で、採用数が多い都心部は採用数が多いため多少採用数に変動があったとしても倍率に大きな影響を与えません。
倍率という面でいえば、採用数の少ない田舎の自治体ほど難易度が上がると言えます。
受験教科によって採用倍率が異なる
中学・高校の教員は教科ごとに採用がおこなわれますが、教員採用試験は受験教科によって採用倍率が異なります。
(小学校の教員は全教科を教えるため、科目ごとの採用はありません)
2018年度・福島県高校教員の科目別採用倍率
倍率 | |
国語 | 11.5倍 |
地理 | 10.0倍 |
日本史 | 7.7倍 |
世界史 | 5.2倍 |
倫理 | なし |
政経 | なし |
数学 | 70.0倍 |
物理 | 11.0倍 |
化学 | 8.5倍 |
生物 | なし |
地学 | なし |
保健体育 | 50.7倍 |
音楽 | 10.0倍 |
美術 | 7.0倍 |
書道 | 4.0倍 |
家庭 | 8.5倍 |
英語 | 53.0倍 |
情報 | なし |
農業 | 3.2倍 |
工業 | 3.9倍 |
商業 | 15.0倍 |
看護 | なし |
その他 | 3.0倍 |
小計 | 13.2倍 |
このように採用科目によって、倍率に大きなばらつきがあります。
世界史は採用倍率が5.2倍であり、さほど高くありません。
一方で、数学の採用倍率はなんと70倍もあります!
(2018年度は数学教員の採用合格者1人に対して、合計で70名もの応募がありました。)
しかも、倫理・政経・情報など科目は採用自体が一切行われていません。
つまり、あなたにとっても
「自分が就職したい自治体が自分の科目を一切募集していない!」
という事態も起こりえます。
自分の志望先のここ数年感の採用実績から
「自分の受験したい科目は翌年度に採用が行われるか?」
という推測をしておく必要があります。
予備校を活用することで合格率がアップし、時間の節約になる!
教員採用試験は独学でも合格できます。
しかし、予備校に通うことでより効率的に、確実に合格を掴むことができます。
基本的に、教育への投資は惜しまない方がいいです。
たった数十万円の投資で今後数十年間の収入をえる確率を高められます。
目先の数十万円を惜しむよりも未来の数百万円をゲットした方が賢明です。
私も予備校に通っていなかったら首席合格という圧倒的な成果は出せていなかったでしょう。
教員採用試験にはTACがおすすめ!
さまざまな公務員試験予備校がある中で、私は教員採用試験はTACがおすすめします。
各予備校の中で最も充実したカリキュラムを提供しています。
TAC教員採用試験講座の概要
TACの教員採用試験講座の概要は以下の通りです。
TACは、教職教養・専門教養・論文・面接試験全ての科目において、非常にきめ細かい対応ができます。
- 教職教養
- 専門教養
- 論文
- 面接対策
- ゼミ
- 県別対策
教員採用試験において必要な科目を全て備えており、合格に必要な要素を全て兼ね備えています。
TACの受講料金
TACの主な教員対策講座の受講料金は以下の通りです。
コース名 | 受講形態 | 受講価格 |
入門本科生 | web | 131000円〜159000円 |
入門本科生PLUS | web | 159000円〜188000円 |
※ 別途、入会金1万円がかかります。
15万円程度ならアルバイトを2〜3ヶ月頑張れば稼げるお金です。
数十万円の投資で将来何百万円ものリターンが年収として得られるなら安いものです。
TAC教員採用試験のメリット
TAC教員採用試験には以下のメリットが存在します。
- 県別対策講座を実施!
- 回数無制限のマンツーマン指導を受けられる
県別対策講座を実施している!
TACは県ごとの対策講座を実施しています。
教員採用試験は、教員教養・専門教養・論文試験以外にも、一般教養科目(国語・数学・理科・社会・英語)が出題される県も多く存在します。
具体的には、47都道府県のうち40道府県で一般教養科目が出題されています。
一般教養科目は範囲が広いため、それぞれの県ごとに独自の対策を立てる必要があります。
TACでは、各道府県の傾向に合わせた一般教養試験対策講座を実施しており、各都道府県の出題傾向に合わせた対策をとることができます。
回数無制限のマンツーマン指導を受けられる
TACは回数無制限のマンツーマン指導を受けられます。
教員採用試験では、論文試験と面接試験が最も重要なパートです。
教員採用試験では、通常の公務員試験と比べて、より人間性の面を見られるからです。
最も重要な科目である論文試験と面接対策を充実した内容で受講できます。
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こんな口コミをたまに見かけることがあります。
このような失敗は事前の情報収集が足りなかったことが原因。
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- 【重要】合格者の体験記
→合格者が実際に勉強を行った手順を学べるため、合格する大まかなイメージをつかめる。 - 公務員の種類・職種について詳細が載っている
→職種や受験先を知ることで受験先の幅が広がり、予備校選びに役立つ - 受験先の自治体の倍率や年齢制限などの詳細データ
→受験先に合わせた細かな戦略を立てられる - 合格者が語る「私の苦労したこと&克服法」
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【まとめ】教員採用試験に合格するために予備校を活用しよう!
教員採用試験は大学の授業のみで受験に臨む方も多いかもしれません。
しかし、だからこそ予備校を活用してしっかりと対策した人が合格を掴む可能性が大きくなります。
教員採用試験に合格するために予備校をフル活用しましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。