特別区の各区の採用人数について、ランキング形式でご紹介します。
区面接の志望順決定の参考にしてください。
「どうしても特別区に就職したい!」
という方は、このランキングを参考に採用数の多い区を選びましょう。
特別区に合格する可能性が高くなります。
また、採用数が多い区を選ぶことのメリットについてもご紹介します。
特別区各区の採用人数ランキング
順位 | 2019年度 | 事務系 | 福祉系 | 技術系 | 医療系 | 技能系 | 合計 |
1 | 世田谷区 | 125 | 3 | 23 | 89 | 0 | 240 |
2 | 足立区 | 109 | 37 | 27 | 11 | 0 | 184 |
3 | 北区 | 81 | 89 | 4 | 9 | 0 | 183 |
4 | 江東区 | 106 | 50 | 0 | 0 | 0 | 156 |
5 | 大田区 | 102 | 16 | 16 | 15 | 0 | 149 |
6 | 新宿区 | 70 | 44 | 10 | 14 | 8 | 146 |
7 | 練馬区 | 86 | 30 | 15 | 14 | 0 | 145 |
8 | 杉並区 | 70 | 41 | 14 | 12 | 0 | 137 |
9 | 葛飾区 | 75 | 32 | 20 | 8 | 0 | 135 |
10 | 品川区 | 82 | 8 | 19 | 13 | 6 | 128 |
11 | 目黒区 | 79 | 13 | 24 | 0 | 0 | 116 |
12 | 文京区 | 39 | 45 | 9 | 7 | 0 | 100 |
13 | 中央区 | 50 | 23 | 15 | 0 | 8 | 96 |
14 | 中野区 | 63 | 6 | 15 | 9 | 0 | 93 |
15 | 江戸川区 | 56 | 3 | 22 | 12 | 0 | 93 |
16 | 渋谷区 | 50 | 22 | 12 | 8 | 0 | 92 |
17 | 板橋区 | 53 | 13 | 12 | 12 | 0 | 90 |
18 | 港区 | 46 | 13 | 8 | 9 | 5 | 81 |
19 | 墨田区 | 58 | 8 | 4 | 5 | 0 | 75 |
20 | 台東区 | 48 | 4 | 12 | 8 | 0 | 72 |
21 | 荒川区 | 41 | 23 | 4 | 1 | 0 | 69 |
22 | 豊島区 | 40 | 1 | 3 | 12 | 0 | 56 |
23 | 千代田区 | 33 | 13 | 6 | 1 | 2 | 55 |
※採用人数の情報公開がない区については、前年の採用実績や推計値によって算出しています。
採用数が多い区のメリット
特別区を受験する場合、採用数が多い区を選択することをおすすめします。
理由は以下の3つです。
- 採用数が多い区の方が内定しやすい
- 採用数が多い区の方が入庁後に楽しい!
- 採用数の多い区の方が仕事が楽
順番に解説していきます。
採用数が多い区の方が内定しやすい
採用数の多い区の方が内定を得やすいです。
採用数が多ければ合格の席を勝ち取れる確率が高くなるからです。
どこの区でも倍率が均等になるように、特別区人事委員会が割り振りを行なっていますが、採用数の多い区は内定自体の補充なども必要です。
例えば、事務系で100名以上の採用を行っている足立区や世田谷区などは、内定辞退なども多いため例年遅い時期まで採用活動を行っています。
採用数が多い区の方が入庁後に人間関係が楽しい!
採用数の多い区の方が入庁後に楽しいです!
同じ同期の内定者が多くいるため、採用数の多い自体体ほど多種多様な人種がいて、賑やかだからです。
実際、私が現在働いている市役所も採用数が多くて賑やかで楽しいです!
また、採用数の多い区の友人の話を聞くと、やはり人数が多い区の方が多種多様な人種がいて、入庁後は毎日楽しかったという話も聞きます。
万が一、職場で気が合わない人が多くいても、採用数が多い区であれば他に気が合う人を見つけることができます。
(同期の人数が少ない職場だと、どうしても限られた人たちとうまくやっていく必要があります。)
同期は入庁後も最も深く関わっていくことが多い人たちなので、個人的には採用数の多い自治体がイチオシです!
採用数の多い区の方が仕事が楽
採用数の多い区の方が仕事が楽です!
マンパワーを必要とする仕事は人の数が多ければ多いほど、早く仕事が片付くからです。
(ただし、仕事の性質にもよるため一概には言えません)
例えば、税務課の仕事は例年4月頃は非常に忙しい職場となりますが、税務課はマンパワーの差がモロに出ます。
以前、他の市役所の税務課と意見交換をした際は、採用数の多い大規模な自治体ほど残業時間が明らかに少なかったです。
(某区の税務課と意見交換をしたことがありますが、採用数の多い某区は月30時間程度の残業だったのに対して、採用数の少ない某区は月の残業時間が120時間でした。)
もちろん、住民の数に応じて職員の数が決定されてはいますが、必ずしも実態を100%反映できていないように思います。
私の個人的な感覚ではありますが、採用数の多い区に就職する方がメリットが多いと思います。
少なくとも第3志望には採用数の多い区を書くこと
特別区人事委員会の面接試験を突破した人は各区との最終面接を受験します。
しかし、1回の各区面接で受験できるのは一つの区だけです。
あらかじめ受験を希望する区を第1志望〜第3志望まで書いて提出し、
特別区人事委員会の選考結果に基づいて、どの区で面接を行うか決定します。
そのため、場合によっては自分が希望するところ以外の区からお呼びがかかったり、最悪の場合どこからも面接の招待が来ないケースもあります。
そうならないために、少なくとも第3志望には採用数の多い区を書いておきましょう。
世田谷区のような採用数が多いけれども、人気な区であれば第2志望には書いておいた方がいいです。
人気な区は倍率が高いため、区面接の招待が来ない可能性もあるからです。
【まとめ】自分の行きたい区と採用人数のバランスを考得て志望区を決めよう
どこの区でもいいから、なんとしても特別区に合格したい!
という方は、自分が最も行きたい区を第一志望の区として志望し、採用人数の多い区を抑えとして志望しましょう。
一方で、
どうしても自分が行きたい区がある!
という方は、第1志望〜第3志望を全て採用人数の多い区にする戦略もありです。
採用数の多い区を志望することによって、
どこの区からも声がかからない!
というリスクを減らすことができます。
さらに、就職後も人間関係や仕事の面でメリットを受けられます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
あなたの特別区の志望先の参考になれば幸いです。
東京都特別区(23区)の特徴については以下の記事でそれぞれ解説しています。
さらに特別区の合格率をアップさせたい人はこちらの記事をご覧ください。
本記事で語っていない、志望区の決定方法でより重要なことも解説しています。
特別区志望の方必見です!