公務員ってどんな性格の人が多いんだろう?
こういった疑問にお答えします。
公務員との結婚のメリット
リストラがなく、給料が安定している
公務員はリストラがなく給料が安定していることがメリットです。
毎月定額の収入を得られることが保証されており、結婚生活の将来設計を行いやすくなるからです。
世間の景気が悪いときでも、公務員の給料は安定しています。
例えば、近年大不況に陥った2008年のリーマン・ショック時には、民間企業がリストラやボーナスカットがなされる中、公務員の給料は年間で15万円カットされただけでした。
確かに、若干の給料削減は免れませんが、倒産やリストラによって突然給料がもらえなくなる、というリスクは全くありません。
不景気は定期的に訪れるため、長期的に安定していることは大きなメリットです。
リストラがなく、給料が安定していることは公務員のメリットです。
社会的信用が高く、ローンが通りやすい
公務員はローンが非常に通りやすいです。
給料が安定的に入るため、返済が滞ることが少なく、銀行側にとっても優良顧客だからです。
就職前に「無職」という扱いで、銀行にキャッシュカードを作りに行ったら
就職してから、弊社の口座を振込先に指定した上で、公共料金の引き落とし口座に設定していただければ口座をお作りいたします。
と、キャッシュカードの作成すら断られてしまいました。
後日、公務員になってからキャッシュカードを作りに行ったら、
あとから手続きしてもらえれば結構です〜
と口約束でキャッシュカードを作成できました。
どちらも私が口座を作成していたため、職業という社会的な信用だけで、対応が180度かわります。
公務員は社会的信用が高く、キャッシュカード一枚作るにしても審査が通りやすくなります。
子育てに協力してもらいやすい
公務員と結婚すると子育てに協力してもらいやすいです。
公務員は子育ての役立つ休暇制度が豊富であり、職場も子育てに理解があるケースが多いからです。
公務員には、産休・育休、時間差勤務など子育てするのに適した制度が整っています。
実際に、私の職場の男性職員も、奥さんの子育てのために、産休と時間差勤務を取得していました。
確かに、現状私の職場でも男性は子育て制度をフル活用している人はまだそんなに多くないですが、徐々に子育ての制度活用が広がってきています。
特に若い世代では、男性でも、子育ての産休・育休を取ることを当然と考えている人が増えてきており、今後男性公務員の子育てへの協力体制はますます広がっていくと思います。
公務員と結婚すれば、家事や子育ての協力を得やすいでしょう。
公務員が子育てに使える休暇制度はこちらの記事で詳しく紹介しています。
公務員との結婚のデメリット
一方で公務員と結婚することにはデメリットも存在します。
子供を2人以上もつなら専業主婦は難しいかも
子供を複数人もつ場合、専業主婦は難しいです。
公務員は給料が安いため子育てなどにかかる費用を賄いきれないことが多いからです。
私の職場には、奥さんが専業主婦の男性職員がいますが、子供一人育てるだけでも 経済的にかなり厳しいようです。
お小遣い制は当然で、それでもやりくりするのが大変なようです。
その男性職員いわく、
と言っています。
この男性と同じように考える職員は少なくないと感じます。
ただし、国家総合職の場合は賃金水準が高いため、専業主婦も可能だと思います。
基本的には公務員と結婚する場合、ある程度働かなくてはいけない状況も考慮したほうがいいと思います。
(国家公務員の場合)転勤が必須であることが多い
国家公務員は転勤が必須であることが多いです。
国家公務員は全国規模で働くことを前提としているからです。
3年〜5年程度で採用エリア(関東地区や関西地区)ごとに転居を伴う転勤があるのが一般的です。
国家公務員と結婚する場合、奥さんが国家公務員である旦那さんの転勤についていくことが多く、国の所有する官舎で生活するケースが多いです。
友人・知人が少ない土地に転勤になるため、社会的に孤立しがちなのがデメリットです。
実際に、私の市役所では国家公務員である外務省職員との付き合っている人がいますが、全国転勤どころか5年おきに海外赴任と日本への帰国を繰り返すため、海外赴任時は会うことすらままならないです。
ただし、採用区分や職種、勤務する省庁によっては全国転勤が少ないか、自宅から通える範囲の転勤のみのところもあるため、一概には言えません。
ですが、ほとんどの国家公務員に転勤がついてまわるため、転勤について考えておく必要があります。
(消防士や警察官の場合)勤務時間が不規則
消防士や警察官など現場仕事をする公務員は勤務時間が不規則です。
勤務体系が24時間のシフト制を前提としているため、土日出勤や夜勤などが必須だからです。
例えば、東京消防庁の消防士の場合、
1日24時間勤務⇛勤務明けの日+翌日が休み⇛再び24時間勤務
というシフトが一般的です。
平日がお休みになったり、しかも生活リズムが合わないことですれ違うことが多くなるかもしれません。
(地方公務員の場合)災害時など有事の際は超激務
都道府県庁や市役所公務員の場合、災害やイベント事がある緊急事態には、非常に激務となります。
都道府県庁や市役所は、住民に最も近い機関であるため、住民対応の最前線を担うことが多いポジションだからです。
例えば、私の市役所でも、地震や台風が起きたときは、昼夜を問わず市役所に集合し、災害対策と復旧支援を行います。
実際に、先日台風で土曜日に緊急出動した私の後輩は、24時間連続勤務で、家に帰れませんでした。
台風程度であれば、災害が大規模化することがあまりなく、どんなに忙しくても24時間勤務程度ですみますが、数年に一度発生する大地震は、数日間帰宅できないケースもあります。
最悪の場合は二次災害などで命を落とすケースもあります。
災害時などの緊急事態に、家族よりも住民を優先せざるを得ないリスクが有ることは地方公務員と結婚するデメリットです。
公務員の人物像
結婚生活を円満に贈るためには、公務員という職業だけでなく、その人と相性がマッチする必要があります。
そのためここでは公務員の人物像を紹介します。
根っからの「安定志向」が多い
公務員は安定志向である人が多いです。
わざわざ長期間の勉強までして公務員という仕事につく人は、人生のリスクを避ける安定志向の人が多いからです。
この「安定志向」は結婚感にも現れており、公務員は結婚や子育てのリスクが少ない若いうちに結婚する人が多いです。
実際に、私の周囲をみても男性公務員も20代後半には結婚している人が多く、子育てなどを早い段階で取り組み始める人が多いです。
また、社会的にステータスが高い職業の人にありがちな、チャラい人が多くて結婚年齢も高い、という傾向は公務員は弱いです。
たしかに、遊び人である方もいますが、そういう人もなんだかんだ根底には安定志向があります。
遊び人だった人が結婚を考える28歳になった途端に急に真面目になって結婚するという光景はよく見かけます。
安定志向が根底にある公務員は落ち着いた人がおすすめかも知れません。
根が優しく、協調性を重んじる人が多い
公務員は性格的に、根が優しくて協調性を重んじる人が多いです。
公務員という公共サービスを仕事として目指している人は協調性を重んじるタイプが多く、住民サービスの現場や職場でも相手の気持ちを推し量って汲み取ることを日常的に仕事とする職業性が現れていると思います。
実際、私の職場にも、証券会社や商社マンのようにグイグイと押しが強かったり、ギラギラしたようなタイプの人はほとんどいません。
結婚生活に刺激よりも安定を求める人にとって、公務員のような根が優しく協調性を重んじるタイプはおすすめだと思います。
結婚相手に共働きを期待している人が多い
公務員は結婚相手に、共働き(もしくはパート勤務)を期待している人が多いです。
公務員の弱点が給料が安いことに加え、安定志向のため、経済的なリスクを嫌うからです。
特に、私の周囲の結婚した公務員を見ていると、夫婦で財布を分けていたり、将来的に奥さんにパートなどで働いてほしいと考えている公務員が多く、経済的に家計に協力してほしいと考えているケースも多いです。
ただし、国家総合職であれば賃金水準が高く、専業主婦をすることは可能だと思いますが、それでも子供が3人以上で全員大学まで行くような場合だと難しいと思います。
また、専業主婦でも構わないと考える人もいますが、やはり経済的に厳しいことが多いです。
公務員は、心理的にも経済的にも結婚相手に共働きを期待している傾向にあります。
まとめ
公務員との結婚のメリットはリストラがなく、給料が安定しており、社会的信用が高いことです。
また、子育てに必要な環境が整っている点も女性にとっては嬉しいポイントです。
一方で、国家公務員の場合、転勤が必須で、地方公務員も勤務体系が不規則で、有事の際はげ勤務となるデメリットも存在します。
また、公務員の人物像は安定志向で優しい人が多い一方で、共働きを期待する人も多く存在します。