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公務員の面接試験の配点は大きい!人事課が採用したい受験生と対策について解説

[say name =”” img=”https://taroling.com/images/nurseman-question.png”]公務員の面接ってどんな位置づけ?
公務員の面接対策はどのようにすればいいんだろう?
公務員の面接対策の注意点は?[/say]

こういった疑問にお答えします。

私は2つの市役所に1位合格しており、他にもいくつかの組織から合格を頂いており、これらの成果を出すために面接試験に力を入れていました。

また、人事課職員として働いた経験から採用側の視点からも公務員の面接試験について解説していこうと思います。

公務員の面接試験の概要

公務員の面接試験の比重は大きい

公務員の面接の比重は筆記試験よりも高いことが多いです。

特に地方公務員は国家公務員よりも面接試験比重が高いです。

具体的には、市区町村の役所>都道府県庁>国家公務員の順で面接の比重が高い傾向にあります。

住民に近い職場ほど、住民とコミュニケーションを取る機会が多く、実務上必要とされるからです。

一方、国では政策立案などデスクワークや事務処理がメインの仕事が多いため、筆記試験の比率が市区町村の役所よりも相対的に高いです。

面接試験対策は比重が多いにもかかわらず意外と対策を徹底しない人が多い。

面接試験の出来が最終合格順位を決める

公務員試験では、一次試験⇛二次試験と、試験を突破していくほど面接試験の得点比率が高くなる配点の制度になっています。

反対に、筆記試験の比重が少なくなっていき、最終合格順位を出す際には面接試験の配点比重が大きくなっていきます。

例えば、私の市役所では最終試験では面接試験の比率がほぼ100%です。

例えば、筆記試験得点率が8割で内定者トップの人の最終合格順位は7位でした。

一方で、市役所でトップ合格をした私の筆記試験得点率7割でした。

筆記試験内定者トップの人も面接試験の得点も決して悪いわけではありません。

ですが、筆記試験で1割の得点差が面接試験でひっくり返るようなことがよく起こります。

採用する人事側にとっては正直なところ、筆記試験の点数が50点か55点かはそれほど肝心ではありません。

それよりも一緒に働きたいかどうか、働けるだけのコミュニケーション能力を持っているかどうか、という視点が、実際に面接官を勤めている管理職クラスの人の話を聞いていると感じます。

もちろん最終面接にたどり着くまでには筆記試験の足切りを超えてくる必要がありますが、面接対策が最終合格を決定するため筆記試験と同じくらい大切です。

具体的な面接対策の戦略

第一志望の筆記試験終了後に面接対策を開始

志望度の最も高い自治体の筆記試験を突破するために時間を使いたいからです。

また、面接対策は筆記試験終了後でも間に合うからです。

面接対策で行うのは、自己PRと志望動機の作成ですが、これらについては筆記試験ほど時間がかからない傾向にあります。

ただし、民間企業を併願する人の場合、エントリーシートによる書類選考が必要なため少し早めに対策しておく必要があります。

例えば、私は民間企業の就職活動を考えていたので年末頃から少し早めに面接対策を行っていましたが、本格的に面接対策に乗り出したのは、第一志望の筆記試験が一段落してからです。

自分の本音ベースで自己分析をする

自分の本音の志望動機を考えるのが実はかなり大切です。

この本音の部分が就職先を決めるのに最も軸となるからです。

実際に就職してから「こんなはずじゃなかった、、、」というギャップを軽減することができます。

例えば、 私の場合

  • 東京の電車通勤がいやなので、自宅から自転車で通える距離がいい
  • 都内に友達がいるから転勤がない職場がいい
  • 仕事できるか不安だから、仕事が楽そうな公務員がいい

など、面接で話したらすぐ落とされるような本音の志望動機がありました。

これらを勘案すると、

「残業時間が比較的少なく、転居を伴う転勤がない、自転車で通える距離にある東京都近辺の市役所」

という軸が生まれました。

そのため、私は首都圏近郊にある、自治体の面積が広すぎず(転勤範囲が狭いから)、人口が多すぎない役所(人口が多いほど仕事が多い傾向にあるから)をメインに受験しました。

さらに、私は地方から上京しており、都内で就職する場合一人暮らしが必須だったため、公務員の給料でも一人暮らしできる価格の賃貸物件が役所の近くにある自治体を受験しました。

(要するに、港区とか千代田区は賃貸物件価格が高いので自転車で通えないので受験先から外しました。)

併願先としても、国家公務員を受験するときも、できるだけ市区町村の役所に近い性質をもっている出先機関メインに受験ました。

本音ベースで自己分析をするのは非常に大切だと思います。

自己PRや志望動機は専門知識を持った第三者に客観的に見てもらうこと

志望動機は、キャリアカウンセラーや予備校講師など、ある程度専門的な知識を持った人に第三者目線で客観的に見てもらうことが重要です。

また、同じ立場で就活に臨んでいる人からのアドバイスも役に立つ傾向があります。

自分では見落としていている視点に気づいたり、客観的な評価を得ることができるからです。

例えば、私はキャリアセンターやハローワーク、予備校などをいろいろな機関をはしごして、より多くの意見を集めることで自己PRや志望動機の弱点を分析しました。

たしかに、自己PRや志望動機を話してツッコまれたりすることは、はずかしかったり、精神的にきつくて気分のいいものではありませんが、これほど効率のいい面接対策法はありません。

合格のために、ぜひ第三者目線で評価をもらってください。

面接官は「泥臭く行動できて、情熱を持っている人」が好き

面接官は自分の足で行動できて情熱を持っている人が好きです。

実際に面接官を行う人事課職員や管理職クラスの職員は、仕事で成果を出してきたエリートタイプが多く、自分と似た傾向の人を評価するからです。

私が受験した際に話した面接官や、実際に人事課で働いていて思うのが、人事課はみんな仕事に対して情熱を持っているタイプが多いということです。

人事課は市役所の中ではいわゆるエリートコースのため、仕事に対して熱意をもって取り組む人が多く配属されます。

エリートと言うと、スマートできれいで高貴な印象を持つかもしれませんが、大抵どこの組織もエリートは泥臭いです。

人事課は激務で労働環境の悪い中、長時間残業をしている人たちで、みんな結構「泥臭い」人が多いです。

さらに、出世思考が強かったり、これまで接した人でも、仕事に対して情熱を持っている人が多いです。

そういう人たちが多いので、面接官である彼らは「泥臭くて情熱を持っている人」を好みます。

面接試験で最も評価されるのは「自分の脚を使って現場を見る熱意」

面接官が熱意を図るために、最も見ているポイントは、「その受験生が実際に自分の脚を使って現場を見てきたかどうか」です。

言葉よりも行動のほうが得られるものが多いため、より評価されるからです。

組織が主催しているイベントに現場に出向くことで他の受験者と差別化できる

例えば、私は『市長と市民の対話集会』というイベントに参加して住民と市長の討論を間近で見たりして、面接で話したところ当時の人事係長に非常に強く食いつかれました。

実際に内定者の中でその集会に参加する人は私だけだったようで、高得点に繋がりました。

こういったイベントに参加すれば必ず合格するわけではありませんが、周囲の受験生と差をつけるのには大きなメリットです。

非常に効率の良い対策法なので、ぜひ実践することをおすすめします。

街歩きを行う

受験する自治体を実際に観察する「街歩き」をすることも面接効果が高いです。

ホームページやパンフレットからでは得られない行きた情報が詰まっているからです。

基本的に面接で受験する自治体は最低でもこの「街歩き」レベルまでは必ず行いましょう。

また、街歩きをする際は、次のポイントを抑えましょう。

受験する都道府県庁や市役所や出先機関の観察

受験先の役所は必ず訪れて観察しましょう。

受験先の組織を訪れたことがあるかどうかは面接でよく聞かれる質問だからです。

実際に、私が受験したすべての自治体でこの質問をされました。

自分の志望動機や政策に関連する場所

自分の志望動機や政策に関連する場所も必ず訪れましょう。

志望動機を説明するための説得力が増すからです。

たとえば、私は横浜市の受験で環境政策を志望動機としていたので、横浜駅前のゴミのポイ捨てがされやすい時間帯をリアルタイムで観察しました。

さらに、緑区や市民農園が実際にどのくらい活用されているのかなどを、2泊3日で漫画喫茶を泊まりながらひたすら現場を探索しました。

受験先の自治体が広かったり、時間的な問題で探索が難しい場合もあるかと思いますが、最低でも上記の2点は観察しに出向くことをおすすめします。

面接試験の注意点

面接試験は差別化が重要!他の人と同じことをやっても埋もれます

面接試験は周囲と差別化することが重要です。

他の人と同じ行動・思考をし、それを面接で話したとしても評価には差がつかないからです。

公務員受験生が陥りがちな罠だと思います。

筆記試験は正解や解答が一つに決まっており、効率的な勉強方法がテンプレート化されていることが多いです。

例えば、基本的に公務員受験者は予備校で面接対策講義で、予備校講師に

[say name =”予備校講師” img=”https://taroling.com/images/stand_businessman_ojisan.png”]みなさん、街歩き対策してください![/say]

といわれます。

そうすると、仲のいい人たちでグループを組んで、同じルートたどって同じような体験をするため、面接でも差がつきにくくなります。

もちろん周囲の人と決別してすべて一人で面接対策する必要はありませんが、

例えば、 街歩きをするにしても

「歩いていない道がないくらい徹底的に街歩きする」、「人事課にアポイントを取って直接話しをきく」

など、なにかしら周囲と差別化できるようなポイントを自分で考えて臨むことが大切です。

面接対策では周囲と差別化するという意識を頭の片隅に持っておくこと大切です。

余裕があれば周囲と差別化できる経験を積んでおくこと

自己PRを行う上で、自分が学生時代までに積み上げてきた経験をエピソードして話す必要があるからです。

エピソードを強みとして話すことができるからです。

例えば、私は就職活動に備えて、バックパッカーを行ったり、営業のアルバイトを行ったりしていました。

公務員受験生でこれらの経験をしている人が周囲にいなかったため、面接では毎回食いつかれることが多かったです。

もちろん、差別化できるような特殊な経験をすることは必須ではないです。

面接試験で大切な本質は、経験からから何を学んで、どのように活かせるかという点です。

ですが、差別化できるような経験を積んでおくと、面接官に印象を残せたり、質問をある程度パターン化できるため、余裕がある人は取り組んでおくのがおすすめです。

まとめ

公務員は面接対策の比重が大きく、最終合否を分けるといっても過言ではありません。

第一志望の筆記試験終了後に、面接対策に取り組んでも十分間に合います。

自己分析は本音ベースですすめつつ、自己PRや志望動機は第三者に必ず見てもらうことで客観性を担保しましょう。

また、自分の脚を使って現場を見て歩くというポイントが非常に重要です。

周囲との差別化を心がけながら面接対策に臨むのがいいでしょう。

ご覧頂きありがとうございました。

ABOUT ME
susumu
都内の某市役所で勤務していた元地方公務員のススムです。 勤めていた市役所を主席(1位)合格しました。 公務員を目指している受験生や公務員への転職を考えている人に向けて、公務員の採用現場の裏側や人事制度・仕事についてリアルな経験をもとに書いていきます。
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