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市役所福祉職公務員は将来性バツグン!現場目線で仕事に携われる!

市役所福祉職公務員

福祉系の学校に通っていたり、福祉系の仕事をしている人で公務員を目指している方にむけて、現役公務員である私が実体験を交えて解説します。

福祉職公務員になる条件

福祉資格を持っていることが条件です。

福祉資格を持っているとは、具体的には次のいずれかの条件を満たす場合です。

  • 社会福祉士資格を有する人
  • 児童指導員の資格を有する人
  • 保育士となる資格を有し、都道府県知事の登録を受けている人

上記の資格を取得するために、福祉系の大学や専門学校を卒業するのが一般的なルートです。

福祉資格を取得することに加えて、さらに公務員試験に合格する必要があります

どんな人が福祉職公務員を目指している?

キーボードを叩いている女性

私の市役所では、新卒で福祉職の公務員になる人もいれば、民間企業で介護などに携わっていて転職してきた人など様々なバックグラウンドの方がいます。

いずれの方にも共通しているのは、明確に「福祉」という職務に対する明確な意思があることです。

事務職や技術職公務員のように、「何となくなりたいものがなかったから公務員」という志望動機の人は非常に少ないと感じます。

なんとなく安定しているから福祉職公務員になるというモチベーションだと周囲との熱量のギャップに戸惑うことになるかもしれません。

公務員福祉職の利点は?

福祉関係の部署で一生仕事を積める

そのため「福祉」という仕事に一生携わることができ、キャリアの軸を明確にできるメリットがあります。

市役所の場合、普通の事務職は3年に1度のペースで配置転換があるのに引き換え、福祉職であればずっと福祉関連の部署で働くことが出来るのがメリットです。

公務員の職種の中でトップクラスで将来性がある

福祉職は市役所公務員の中でトップクラスで将来性がある職種だと感じています。

ITの進化によって通常の事務仕事などは機械に置き換えられていくと言われています。

現に、役所と組織構造が似ている銀行などでは、大規模なリストラが始まっています。

そのため、一般行政事務職は今後財政難によってリストラが始まる可能性もあります。

一方で、福祉職のように人間の気持ちに寄り添って課題を解決していくような人間的な仕事は、仕事はAIなどの機械には換えが効きません。

また、氷河期世代の引きこもり問題など、新たな社会的問題が次々と生じているため、福祉職の仕事内容はどんどん進歩していきます。

つまり、福祉職は先進的な仕事に取り組めるだけでなく、リストラの対象にもなりにくい非常に将来性のある職業だと思います。

市役所公務員福祉職の悩みは?

仕事内容は正直ハードなものが多い

福祉職の仕事はやりがいがある反面、ハードなものが多いです

私がある日仕事をしていると、同じフロアの反対側にある子育て支援課から大きな怒鳴り声が聞こえてきました。

気になって覗いてみると、

「子育て支援課の課長がでてきてもなんにもしてくれない!!目の前で困っている人がいるのにぜんぜん救う気もない!!なんなんだよこの市役所は!!」

と人目もはばからず、子育て支援課の課長クラスに対して怒鳴っている住人の方がいらっしゃいました。

どうやら子育て支援の給付が受けられないことによるクレームのようでした。

福祉職が相手にする住人の方々は、基本的に行政サービスを受けられなければ明日からの生活に大きな支障をきたします。

それだけ福祉職が相手にする方は必死ですし、そういった方たちに真正面から接する福祉職の仕事はハードな部分が正直かなり多いと思います。

市役所福祉職はどんな仕事をするの?

案内する白衣の女性

市役所福祉職の配属先部署

市役所福祉職の配属先は次のような部署が挙げられます。

  • 生活保護課
  • 子育て支援課
  • 障害福祉課
  • 地域包括支援センター
  • 児童相談所(政令指定都市の場合)

人事異動も「福祉系部署」オンリー!

人事異動での配属先も基本的に上記の福祉系部署をルーティーンで回ることになります。

また、福祉職は一般行政事務職と比べて異動のタイミングが遅かったり、一つの部署に長く留まる傾向にあります。

児童相談所を設置している政令指定都市では、児童相談所も配属先に含まれます。
児童相談所は現状政令指定都市しか設置されていませんが、2020年から東京都23区が設置を予定しており、今後設置する自治体は増加する見通しです。
児童相談所は24時間運営が基本なので、公務員にしては珍しく24時間体制がありえる配属先です。

市役所公務員福祉職の職務内容

いずれの部署でも「日常生活を送るうえで困難を抱える人の相談援助に携わるケースワーカー」のお仕事を行います。

生活保護課は経済的な事情で生活に困っている人、

現場目線に立って最前線で働くことのできるやりがいのある仕事です。

(裏方の事務仕事は一般行政事務職が担うことが多いですが、福祉職が担当することもあります。)

申請の許可・確認

住民の行政サービス申請の許可を行います。

サービスを提供する基準を満たしているかどうか、支援が必要かどうかを判断します。

例えば、生活保護課であれば生活保護受給の許可、障害福祉課であれば自立支援医療の申請確認作業などが挙げられます。

アウトリーチ(out-reach)

アウトリーチ(out-reach)とは、「役所から手の届かない場所に手を差し伸べる(=out-reach)」という意味で、簡単に言えば「出張訪問」のことです。

住民の自宅や病院など、市役所外に出張して行政サービスを行います。

例えば、生活保護課であれば生活状況の確認や聞き取りに自宅訪問したり、障害福祉課であれば自立状況促進のために病院での診察に立ち会ったりもします。

近年、氷河期世代の引きこもり等が社会問題として顕在化しつつあるため、このアウトリーチの需要はますます増えていくと思います。

福祉職市役所公務員仕事の忙しさは?

市役所の中では、平均して上位3割に入るくらいの忙しさです。

繁忙期は早くても20時以降の連日勤務をしている職員がちらほらいます。

福祉職市役所公務員の出世は?

福祉系の部署メインで出世していく人が多いです。

やはり現場を知っているというのは管理職になっても活かせるお大きな強みだと思います。

ただし、私の周りでは福祉職の人はどちらかというと現場目線で仕事をしたいと考えている人が多く、そこまで出世思考が強くないように感じます。

福祉職公務員の仕事を辞めるor転職するには?

手を繋ぐ母子

福祉職公務員は転職に強い

福祉職公務員は資格職であるため転職などが比較的容易にできます。

転職先として社会福祉協議会・老人ホームなど転職先は非常に豊富に存在しており、引く手あまたです。

転職に困ることは少ないと思います。

また、身分が保証されている公務員であっても、職務能力向上のために在職中に福祉関連の資格を取得している人が多いです。

実は事務系公務員などに転向が可能

実は福祉職として採用された公務員でも一般行政事務に職種転向が可能です。

多くの役所が職種転向について規定を定めており、職種転換試験に合格することで福祉職から事務職に職種変更できます。

ただし、そもそも福祉の仕事に携わりたくて福祉職公務員になった人が多いため、事務職に転向する人はごくごく少数です。

福祉職公務員を目指すには?

独学 or 予備校のどっちがいい?

福祉職を目指すには公務員予備校 or 学内講座のいずれかに通うのがおすすめです。

学生の場合は福祉職の国家試験、社会人の場合は働きながら受験する人が多いため、独学で公務員試験の勉強をする時間が取れません。

こういった事情から福祉職受験者のほとんどが公務員予備校 or 学内講座に通っています。

私の市役所に入庁した同期で、福祉職試験を独学で合格した人はいませんでした。

福祉職公務員の受験におすすめの予備校

最もおすすめの方法は大学や専門学校の学内講座です。

大手公務員予備校は学校と提携して福祉職公務員試験向けの学内講座を行っています。

通常の予備校に通うよりも料金が安く、同じ公務員志望者が身近にいるためモチベーションを保ちやすいです。

次におすすめの方法は公務員予備校に通うことです。

学内講座より費用はかかりますが、独学よりも効率的に学習できます。

福祉職の受験におすすめの予備校はこちらの記事で紹介しています。

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まとめ

市役所公務員の福祉職についてまとめてみました。

たしかに福祉職は仕事内容面ではハードな部分もありますが、市役所公務員の中でもっとも将来性があり、現場目線で働けるため仕事のやりがいも大きいと思います。

また、福祉系の部署では抜擢されて出世することも多く、現場の実態を知っている管理職は非常に頼りになります。

福祉職のキャリアを積む中で市役所公務員の仕事は非常に役立つと思うので、ぜひ目指していただけると幸いです。

ご覧頂きありがとうございました。

ABOUT ME
susumu
関東の某市役所を主席(1位)合格しました。 公務員を目指している受験生や公務員への転職を考えている人に向けて、公務員の採用現場の裏側や人事制度・仕事など公務員生活に役立つライフハックを書いていきます。
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