こういった疑問にお応えします。
今回は特別区受験者をターゲットにおすすめの公務員予備校を比較しました。
私は、特別区人事委員会を2桁台位合格、区面接を1位合格で突破しました。
そんな私が自身の経験や周囲の意見をもとに、特別区受験におすすめの予備校を紹介します。
さっそくですが結論です。
結論として、特別区受験者は以下の3校がおすすめです。
- 文系・事務系志望→TAC
- 理系・技術職志望→LEC
- 中堅大学出身→EYE
【理由】
私が合格した区ではTAC・LEC・EYEで全合格者の90%を占めていたから
(事務職はTAC出身者、技術職はLEC出身者、中堅大学出身はEYE出身が多かった)
【参考】 私が合格した区の出身予備校の割合
- TAC:40%
- LEC:30%
- EYE:20%
- その他:10%
【地方在住で近くに大手予備校がない人】
大栄がおすすめ(全国各地に校舎があるから)
【費用が高くて予備校に通えない人】
クレアールがおすすめ(費用が安いから)
特別区におすすめの予備校5社の合格実績・費用・特徴を比較
費用 | 特徴 | |
TAC | 【総合本科生】 ¥350,000(通信) ¥360,000(通学) ¥190,000(資料通信) 無料体験講義参加で1万円割引 | ・特別区の合格者数が予備校で最多 |
LEC | 【スペシャルコース】 | ・特別区の事務・土木の |
EYE | 【シンプルコース】 | ・中堅大学生を中心に多数の合格者 |
大栄 | 【公務員コース】 ¥493,625(通信) ¥493,625(通学) 左リンクから資料請求で¥15,000割引 | ・1次試験合格者3236名 |
クレアール | 【特別区Ⅰ類(事務)コース】 ※3万円の追加料金で受講期限を | ・特別区の合格者多数 |
※上記のコースはいずれも特別区を合格目標とするコースの料金です
続いてそれぞれの予備校を詳しく紹介していきます。
【文系・事務系受験者におすすめ】TAC
特別区2桁台合格、区面接1位合格をした私が通っていたのもTACです。
毎年、特別区の最終合格者の3分の1がTAC出身者で占められています。
私が合格した区でもTAC出身の内定者が最も多くいました。
TACのメリット・デメリット
- 事務系を中心に特別区試験で全予備校中ナンバーワンの実績
- 3分間スピーチの練習回数無制限
- 特別区の過去面接情報が豊富
- 教養論文対策テキストの質が高い
- 自習室の収容人数が多く施設が非常に綺麗
- webフォローが有料
【TACのメリット】特別区試験で全予備校中ナンバーワンの実績
695名/2,032名
→特別区合格者全体の34.2%がTAC生出身!
TACは特別区試験で全予備校中ナンバーワンの実績を誇ります。
特に文系・事務系の職種を志望している人はTACを受講しておけば間違いないありません。
実際に、特別区の内定者はTAC出身者がものすごく多かったです。
【TACのメリット】模擬面接・模擬集団面接の練習回数無制限なので3分間スピーチ対策も万全!
TACは模擬面接・模擬集団面接を無制限に練習できます。
特別区の受験において3分間スピーチは多くの受験生が苦手とするところで、最大の難関と言えます。
しかし、TACであれば3分間スピーチの練習を何度でも行うことができるため、合格可能性がグッと上がります。
【TACのメリット】特別区の過去面接情報が豊富
TACは特別区の過去面接情報が豊富に存在します。
毎年多くのTAC受講生が特別区を受験しているため、面接本番の情報が蓄積されているからです。
特別区の各区面接は23区それぞれで試験方法が異なっており、その内容も公開されていません。
そのため、各区ごとの面接対策法を知っているのと知っていないのでは合否に大きな差がつきます。
そんな貴重な区面接の情報をゲットできるのは特別区で合格実績を誇るTACならではの強みです。
【TACのメリット】論文テキストの質が高い
TACは論文対策テキストの質が高いです。
他の予備校と比べて例題の数も多く、論文の解答なども詳しく解説されているため理解しやすい作りになっているからです。
特別区の筆記試験では教養論文の配点が最も高いため、質の高いテキストで勉強することで高得点が狙えます。
【TACのメリット】自習室の収容人数が多く施設が非常に綺麗
TACは自習室の収容人数が多く施設が非常に綺麗です。
予備校の中のひとに聞いた話ですが、TACは予備校の中でもっとも設備にお金をかけているからです。
実際に校舎見学などに行けばわかりますが、綺麗な商業ビルをフロアごと貸し切って受講生に提供しています。
そのため、都内であればどの校舎でも200名〜300名ほど収容できるスペースを所有しており、内装も非常に綺麗です。
並の市役所よりも立派な建物です。
【TACのデメリット】Webフォローが有料
TACは通学受講生の場合、webフォローが有料で追加で¥31,000がかかります。
LECなどの他の予備校はwebフォローが標準装備のため、デメリットといえるでしょう。
講義を欠席した時の保険や講義の復習のためにwebフォローをつけるのはほぼ必須なので、実質的に受講料が高くなってしまいます。
【理系・技術職におすすめ】LEC(東京リーガルマインド)
私が合格した区では合格者のうち30%がLEC出身でした。
特に理系・技術職のLEC出身者が多いのが特徴的でした。
LECのメリット・デメリット
- 特別区の上位合格者が多数
- 理系技術職の上位合格者多数
- 面接指導を行う担任講師が優れている
- 首都圏に校舎が多いため自習できる環境が多い
- 講師との相性に良し悪しがある
【LECのメリット】特別区の上位合格者が多数
- 【1位合格】
特別区Ⅰ類(事務)
特別区Ⅰ類(造園土木(土木)) - 【3位合格】
特別区Ⅰ類(電気)
- 【5位合格】
特別区Ⅰ類(建築) - 【6位合格】
特別区Ⅰ類(福祉) - 【9位合格】
特別区Ⅰ類(福祉)
LECは特別区の上位合格者を多数輩出しており、なんと事務系・技術系それぞれの1位合格者を出しています。
LECに上位合格者が多いのは、特別区試験で特に配点の高い面接対策に力を入れているからです。
LECは合格者の数が非公表ではあるものの、上位合格者が多いためかなりの合格者がいることが予想できます。
実際に、私が合格した区の内定者で、LEC出身はTACの次いで2番目に多かったです。
【LECのメリット】理系技術職の上位合格者が多数
事務:1位合格
電気:3位合格
建築:5位合格
LECは理系技術職の上位合格者が多数存在します。
理系技術職の公務員試験では、LECが最も充実したカリキュラムを備えているからです。
公務員予備校の中で、唯一、理系の国家総合職試験に対応しているコースが存在し、理系の講師陣も他の予備校と比べて充実しています。
そのため、特別区の理系・技術職を志望している人はLECを受講しておけば間違いありません。
【LECのメリット】面接指導を行う担任講師が優れている
LECは面接指導をおこなう担任講師が優れています。
LECは実力主義の社風であるため、講師一人ひとりの指導力が他の予備校に比べて圧倒的にハイレベルです。
私が某LEC講師の面接指導を受講した時は、私が半泣きするくらい全力で怒鳴られるというものすご〜く熱のこもった指導を受けることができました。笑
その講師に怒られたくないがために、お尻に火がついたように死に物狂いで面接対策を行ったことで、特別区や市役所の面接試験で1位合格を達成できました。
(もちろん厳しいだけではなく、アドバイスも的確でした。)
別のLEC講師に横浜市の面接相談したときは、志望動機に基づいて街歩きの具体的なルートを細かくアドバイスしていただき、横浜市を上位の成績で合格できました。
LECは他にも様々な面接官がおり、どの人も非常にハイレベルな面接対策のアドバイスをいただけます。
具体的には、以下のよう各業界で経験や実績を持つ講師陣をそろえています。
- 現役のキャリアカウンセラー
- 元公務員や人事採用経験者
現役のキャリアカウンセラーが面接指導をしてくれる
担任講師だけでなく、現役のキャリアカウンセラーが面接指導を行っています。
ハローワークなどの実際の就労支援の現場で経験を積んだカウンセラーが面接対策やエントリーシートの指導を行ってくれます。
LECは公務員対策事業以外にも就労支援事業などを行っており、面接指導経験が豊富なカウンセラーとのネットワークを持っています。
元公務員や人事採用経験者と回数無制限の面接練習ができる
LECでは、元公務員や人事採経験者とweb上で面接練習を行うことができます。
面接官は公務員や元企業の採用担当を務めていた50代〜60代くらいのベテラン面接官ばかりです。
しかも、面接練習は無制限で何度でも受講できます。
パンフレットに載っているだけでも20名以上の面接官がおり、マンネリ化せずに新しい気持ちで面接練習に臨むことができます。
【LECのメリット】過去の面接情報データベースを無料で閲覧できる
LECでは過去の本番面接で質問された内容をデータとして蓄積しており、LECの公務員本科生は無料で閲覧できます。
LECは長年特別区の公務員対策をおこなっているため、それまで受験してきた受講生の面接ノウハウが蓄積されています。
特に、特別区の受験生にとって区面接対策の情報はとても少ないです。
面接試験本番で失敗しないためにも、面接情報データベースを閲覧できるのは非常にメリットが大きいです。
【LECのメリット】首都圏に校舎が多いため自習できる環境が多い
LECは校舎数が多く、都内の各地に校舎が存在するため自習できる環境が多いです。
そのため、仕事帰り、学校帰り、所用でどこかに出かけた帰りに勉強できる環境が整っています。
また、LECでは1回8万円以上の支払で約1年間自習室を利用できる校舎もあるため、詳細を資料請求して確認するのがおすすめです。
【LECのデメリット】講師が良くも悪くも尖っている
LECの講師は良くも悪くも個性的で尖っている人が多いです。
(実際に複数の講師と話して感じた印象です)
そのため、人によって相性が合わないこともあります。
私はLECの某講師の個別面談では、思いっきり怒られたこともあります。
しかし、LECは面談する講師を選ぶことができるため、相性の合わない講師を避けることも可能です。
【中堅大学生におすすめ】EYE(アイ)
EYEは受講生が毎年200名〜300名の小規模な公務員予備校です。
にもかかわらず、私が内定した区ではEYE出身の受験生はTAC・LECに続いて3番目に多かったです。
都内を中心に展開している予備校のため特別区志望者は多いと思いますが、立地的な面を考慮しても、この割合は非常に多いです。
EYEのメリット・デメリット
- 通学制の予備校の中では最安値
- 合格者数を正確に公表しているため信頼できる
- 出身大学の偏差値にかかわらず高い合格実績を出している
- 少人数制のため面接対策などで手厚いサポートを受けられる
- 校舎が首都圏にしか存在しない
【EYEのメリット】通学制の公務員予備校の中で最安値
特別区コースの受講価格
・EYE:¥272,800
・TAC:¥352,000
・LEC:¥349,000
TAC、LECの受講料は約35万円ですが、EYEは約26万円(教室講義は約28万円)で受講できます。
10万円ほど節約できるため、お金をかけずに面接対策をしっかりと行えるコストパフォーマンスの良い予備校です。
他の予備校に比べて10万円ほど節約できるため、お金をかけずに面接対策をしっかりと行えるコストパフォーマンスの良い予備校です。
【EYEのメリット】中堅大学出身者の合格者数が多い中で高い合格実績を上げている
EYEは中堅大学の受験生が多い中、公務員試験で高い合格実績を出しています。
EYEの受講生は日東駒専や大東亜帝国などの中堅大学生が多いです。
その一方で、多くの役所では内定者は難関大学出身者が多いです。
私が合格した区ではマーチレベルの大学がボリューム層でしたが、EYE出身の内定者はそれより偏差値の低い大学の方が多かったです。
むしろ、早慶レベルの内定者より高順位で合格している人も複数名いました。
(実際に、EYEの内定者(日東駒専レベル)数人に順位を聞いたところ、特別区の人事委員選考を100番代で合格しているEYE出身者は2~3人いました。)
最終合格率約7割というと合格率が低いように見えるかもしれませんが、実際の公務員試験の合格率は平均して10~20%程度です。
つまり、中堅大学生が多いEYEの合格率は決して低い数字ではなくむしろ高い合格率だといえます。
【EYEのメリット】合格者数を実人数で正確にカウントしているため信頼できる
EYEは合格者数を実人数でカウントしており、信頼性があります。
1人の受験生が複数の受験先に合格しても、合格者数は1人としかカウントしていません。
一方で、他の公務員予備校は合格者数を延べ人数でカウントしており、実際の合格実績と乖離していることが多いです。
1人の学生が10個の公務員試験に合格して、9人が不合格だった場合
【EYE】
合格率10%(合格者数1人とカウント)
【他の予備校】
合格率100%(合格者数10人とカウント)
これではあまりにも実態とかけ離れていますよね。
しかも、EYEは合格者の最終学歴も公表しており、どんな学歴の人が合格しているのか一目瞭然です。
つまり、EYEは中堅大学出身の人でもEYEに通うことで特別区に合格できるということを証明しています。
(合格者の学歴はEYEの資料請求で入手できるパンフレットに載っています(無料))
【EYEのメリット】少人数制のため面接対策などで手厚いサポートを受けられる
- 来校相談
- メール
- 電話
- LINE通話
- 原則は来校相談のみ
EYEは少人数制で面接対策などで手厚いサポートを受けられます。
受講生一人ひとりに担任講師がつき、担任講師と来校相談・メール・電話・LINE通話でいつでも気軽に相談ができます。
他の公務員予備校は担任講師とのやりとりは原則来校相談であるため、EYEだけの大きな強みです。
実際に受講していた人に聞いてみると、アットホームな雰囲気の予備校とのことです。
受講者数が少人数だからこそ手厚いサポートを実現できるのがEYEの大きな強みです。
【EYEのデメリット】校舎が首都圏にしか存在しない
EYEの校舎は首都圏にしか存在しない点がデメリットです。
EYEの校舎は東京都内の水道橋・池袋・渋谷に3校のみ存在します。
そのため地方在住の人は通信講義のみ受講することになります。
ただし、校舎に通えない人でも担任講師とメール・電話・LINE通話で面接相談を行うことが可能です。
【EYEのデメリット】設備が少しふるい
EYEは他の大手予備校と比べて少し設備が古いです。
これは施設にかける費用を減らすことで、受講料を抑えているためです。
ただし、公務員試験勉強をするにはほとんど支障がない程度の古さでそこまで大きなデメリットではありません。
【地方在住者におすすめ】大栄
大栄は通信講座をメインとした公務員予備校です。
通信教育の予備校ながら面接や論文対策などに対策に重点をおいています。
大栄のメリット・デメリット
- 論文・面接試験対策に特化したカリキュラム
- 校舎数が全公務員予備校で一番おおい
- 費用が高い
【大栄のメリット】論文・面接試験対策に特化したカリキュラム
大栄は論文、面接試験など特別区で最も配点が高い科目に特化したカリキュラムを提供しています。
論文、面接試験対策のテキストはTAC・LECの大手予備校よりも論理的に解説されています。
例えば、志望動機の具体的な深掘りの仕方、ノンバーバルコミュニケーションの重要性など、他の予備校ではほとんど解説しない内容を詳しく学べます。
大栄は通信制の公務員予備校にもかかわらず、模擬面接を無制限で受講できるため、面接の配点が高い特別区と非常に相性が良いです。
【大栄のメリット】校舎数が多いため全国各地で通える校舎がある
大栄は校舎数が多く、全国各地145校もの通学できる校舎があります。
そのため、地方在住で首都圏の大手予備校に通えない方に最もおすすめできる通信制予備校です。
【大栄のデメリット】費用が高い
大栄の受講価格は約45万円程度と、他の予備校と比べて若干高いです。
ただし、大栄は頻繁に受講料割引キャンペーンを行っています。
また、以下のリンクから資料請求を行うことで¥22,000の割引クーポンをゲットできます。(2020年8月時点)
【費用を抑えたい人におすすめ】クレアール
クレアールは通信教育をメインとする公務員予備校です。
クレアールのメリット・デメリット
- 通学型の予備校よりも圧倒的に安い
- 3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できる
- 面接対策を早期スタートできる
- 面接対策は水道橋本校のみで受講できる
【クレアールのメリット】通学型の予備校よりも圧倒的に安い
クレアールは通学型の予備校よりも圧倒的に価格が安いです。
TAC、LEC、EYEが26万円〜35万円程度かかる中、クレアールは、たったの18万円(割引込)で受講できます。
通学型の公務員予備校のだいたい半額程度で受講できるため、お金のない受験生にとっておすすめの予備校です。
【クレアールのメリット】3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できる(安心保証プラン)
クレアールは3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できる安心保証プランがあります。
特別区コース2年分の受講費用
- クレアール:約27万円
- LEC:約60万円
- TAC:約60万円
- EYE:約50万円
- 大栄:約80万円
・LEC・TAC・大栄は再受講割引30%
・EYEは再受講割引20%
・web通信講座で計算
仮に1年目の受験で不合格になってクレアールに2年間に通った場合、その他の予備校に通う場合に比べて数十万円も費用を安くできます。
他の予備校で2年目を受講すると最低でも20万円以上かかるため、クレアールのコストパフォーマンスは抜群です!
しかも、この3万円は1年目で合格すれば返金されるので、申し込まない手はないです。
と心配する方も安心して利用できます。
【クレアールのメリット】面接対策を早期スタートできる
クレアールは受講開始と同時に面接対策をスタートできます。
TAC、LECは試験本番の半年ほど前にならないと面接対策講義を受講できません。
面接対策を早期に開始することで、自分が行きたい区を早めに見つけることができます。
これにより、第一志望の区に応じた対策がたてられるだけでなく、勉強モチベーションアップにつなげられるためメリット大です!
【クレアールのデメリット】オフラインの模擬面接は水道橋本校のみで実施
クレアールは残念ながらオフラインの模擬面接は水道橋本校でしか受けることができません。(面接対策の受講回数は無制限)
そのため、東京の水道橋に通えない人は対面での模擬面接を受講できません。
そのかわり、水道橋の校舎まで通えない人は面接官と電話をしながら模擬面接を行えるため、デメリットをカバーできます。
特別区の予備校で直前対策講義を受けられる3校
LEC | 【特別区直前対策パック 】 ¥27,000(一般価格) ¥20,000(LEC本科生価格) 【特別区社会事情ファイナルアンサー】 |
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TAC | 【特別区I類(事務) 対策セミナー】 ¥8,000(一般価格) ¥4,000(TAC本科生価格) |
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クレアール | 【行政職専門記述対策】 ¥15,000(一般価格、Web通信) 【時事対策】 ¥15,000(一般価格、Web通信) |
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特別区の直前対策講義を受けられる予備校は、LEC・TAC・クレアールの3校です。
【特別区直前対策】LEC
特別区の直前対策講義はLECが特におすすめです。
3校の中では講義数が多く、カリキュラム質も圧倒的に充実しているからです。
特に、LECの「特別区1類対策セミナー」では、講師から個別に面接指導を受けられるため非常に役立ちました。
ただし、値段が少し高いためパンフレットを請求したり、大学生協・書店経由で申し込んで値段を少しでも抑えるのがおすすめです。
【特別区直前対策】TAC
TACは特別区の時事問題の的中率が高いです。
私が受講したTACの「特別区直前対策パック」の時事問題の出題予想のうち5問中4問が本番で出題されたからです。
講義の受講費用も安いので非常にコスパの良い講義です。
ただし、講義形式の授業なので、講師と一対一での個別指導は受けられないので注意しましょう。
【特別区直前対策】クレアール
クレアールは専門記述対策や時事対策の直前対策講義を受講できます。
自分の苦手な分野をピンポイントで対策できるのがメリットです。
また、クレアールの講義は特別区だけでなく、他の受験先全般に応用できるカリキュラムになっています。
特別区は独学よりも予備校通学がおすすめ【特別区内定者の95%は予備校出身者です。(体験談)】
特別区に合格したいなら独学よりも予備校通学をおすすめします。
それは私が内定した区の内定者のうち95%が予備校出身だったからです。
(残り5%の独学での合格者は元公務員や前職のキャリアが評価される社会人経験者でした。)
残念ながら、一般的な大卒受験生枠を独学で合格した人は、私の内定した区で一人もいませんでした。
やはり、受験に有利な環境を得られる予備校通学者が独学生に差をつけた結果、予備校生の合格者が圧倒的に多くなったんだと思います。
このように考えている人は予備校に通っておくのが無難です。
予備校費用は「未来への投資」と考えよう
予備校代は未来への投資と考えましょう。
予備校代が30万円程度かかったとしても、公務員になればボーナス1回で回収できるからです。
目先のお金を惜しむよりも、今後何十年間も得られる長期的な利益を考える方がお得です。
たしかに、独学でお金をかけずに合格できれば一番です。
しかし、教養科目と専門科目を合わせて20科目近くが出題される特別区の受験をひとりで乗り切るのはなかなかハードルが高いです。
仮に予備校代を払うことを渋った結果、不合格になったら1円のリターンも得ることができません。
また、公務員試験は勉強に最低でも1年程度費やす必要があるため、不合格になると時間的なロスも非常に大きいです。
予備校費用を抑えたい方は予備校のパンフレットを資料請求がおすすめ
という方は、予備校の資料請求で少しでも受講料を安くするのをおすすめします。
多くの予備校では資料請求で受講料が1万円割引されたり、資料請求した人限定で受講料を安くするキャンペーンを行っているからです。
どの予備校にしようか迷っている人はとりあえず資料請求をして、割引料金を理解した上で選ぶのが効率的ですね。
特別区の予備校は面接対策が充実している学校がおすすめ!
特別区の予備校は面接対策が充実している学校がおすすめです。
その理由は特別区は面接試験の実質倍率が非常に高い試験だからです。
特別区人事委員会選考の合格倍率(2019年度)
1次受験者 | 1次合格者 | 1次倍率 | 2次受験者 | 2次合格者 | 2次倍率 | |
事務 | 4,244 | 3,219 | 2.7倍 | 2,032 | 1,562 | 1.58倍 |
土木 | 309 | 267 | 1.15倍 | 206 | 153 | 1.34倍 |
造園 | 60 | 52 | 1.15倍 | 45 | 37 | 1.21倍 |
建築 | 147 | 131 | 1.12倍 | 113 | 95 | 1.18倍 |
機械 | 75 | 69 | 1.08倍 | 57 | 48 | 1.18倍 |
電気 | 126 | 110 | 1.14倍 | 80 | 64 | 1.25倍 |
福祉 | 486 | 392 | 1.23倍 | 358 | 246 | 1.45倍 |
上記のように、パッと見で特別区の合格倍率は、1次試験(筆記試験)も2次試験(面接試験)もそれほど高くありません。
しかし、特別区は人事委員会の選考(約2倍の倍率)に合格したあと、さらに各区での面接試験(約2倍の倍率)が控えているからです。
しかも、各区の面接では面接の配点が非常に高く、ほとんどの区が面接試験の評定のみで合否を決定しています。
つまり、筆記試験が影響する1次試験の倍率は2倍なのに対して、面接試験が影響する2次試験、区面接の倍率は、2倍×2倍で4倍になります。
したがって、面接指導が自分にマッチしているかどうかを検討するのが非常に重要です。
そのためにおすすめの予備校の選び方をご紹介します。
特別区受験で自分にあった予備校の選び方
続いて予備校選びのおすすめの手順を解説します。
私が予備校を決める際も以下のような手順で決定しました。
予備校の資料請求をする
まずは資料請求で予備校の情報を集めます。
資料請求が最も効率的に情報収集をできるからです。
(ホームページで調べることも可能ですが、料金を公表していない予備校が相当数あります。)
集めた資料をもとに自分がいきたいと考える予備校の候補を 2〜3つに絞ります。
価格、カリキュラム、割引キャンペーンなど、あなたの事情と合わせて予備校を絞りましょう。
校舎見学と個別相談を予約する
校舎見学と個別相談を予約する資料請求から、あなたいきたいと考える予備校を絞ったら必ず校舎見学と個別相談の予約を行いましょう!
資料請求だけでは得られない情報をたくさん得られるからです。
講師やスタッフの対応、カリキュラムの内容、通っている人の雰囲気、アクセスの良さなど実際に行動してみないとわからない情報ばかりです。
予備校に入学すれば、あなたは少なくとも半年〜1年程度は通うことになります。
ということをイメージしながら校舎見学や個別相談にのぞみましょう。
本記事で紹介した公務員予備校5校の資料請求リンク
【補足】予備校選びで役立つおすすめのハンドブック(無料)
こんな口コミをたまに見かけることがあります。
このような失敗は事前の情報収集が足りなかったことが原因。
そんな情報収集不足を防ぐためには「ココからスタート!公務員試験入門ハンドブック」がおすすめです。
- 【重要】合格者の体験記
→合格者が実際に勉強を行った手順を学べるため、合格する大まかなイメージをつかめる。 - 公務員の種類・職種について詳細が載っている
→職種や受験先を知ることで受験先の幅が広がり、予備校選びに役立つ - 受験先の自治体の倍率や年齢制限などの詳細データ
→受験先に合わせた細かな戦略を立てられる - 合格者が語る「私の苦労したこと&克服法」
→合格者の失敗談を知ることで、効率的な受験戦略を立てられる - 転職者のQ&A
→あなたの不安や疑問を解消できる
上記以外にも公務員受験に役立つ情報が満載。
書店で1,000円くらいで売っていてもおかしくないクオリティです。
公務員予備校を選ぶときだけでなく、志望先の選び方やその後の学習計画の参考にもなりますよ。
このハンドブックは公務員予備校のクレアールが発行している冊子ですが、他の予備校に通っている方でも無料で入手可能。
実際に、ぼくは何度も資料請求していますが、勧誘を受けたことは一度もありません。
\割引クーポンもついてくる/
※数量に限りがあります。
【まとめ】迷ったらTAC・LEC・EYE!地方在住者は大栄・クレアールを選ぼう!
公務員予備校の比較にどうしても迷う方は、TAC・LEC・EYEのいずれかに通いましょう。
理由は、冒頭でお話ししたように私の区の内定者はTAC・LEC・EYEの3校で全体の90%を占めているからです。
実際に内定をゲットした人たちが通っていた予備校に通うのが最も無難な選択といえるでしょう。
ただし、最終的に肝心なのはあなたの努力です。
どの予備校に通っていたとしても一定数、特別区の合格を掴んでいる人はいます。
あくまで公務員予備校はあなたの力を引き出すための道具にすぎず、最終的にはあなた自身の努力が占めるウェイトが大きいということを肝に銘じましょう。
ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。