公務員予備校

法政大学公務員講座の実態は「廉価版LEC予備校」受講生がリアルな体験談をお伝えします。

法政大学生

公務員を目指してるけど、どの学校に通うか悩むな〜。
私が通ってる法政大学公務員講座ってどんな講座でどうやって活用するのがいいんだろう?
予備校と比べてどんな違いがあるのかな?

こういった疑問にお答えします。

法政大学公務員講座とは

2011年4月からスタートした法政大学独自の公務員受験のための講座です。

大学の競争力向上のための取組の一環として誕生しました。

公務員講座の概要

法政大学公務員講座の概要を以下の表にまとめました。

講座名(対象学年)カリキュラム(コマ数)価格(円)期間備考
入門(大1)数的処理のみ1000円春休みに5日間のみ 
行政職基礎(大2)憲法、民法、政治学、経済原論、
数的処理、模擬試験(※有料)
6万円9月~3月 
技術職基礎(大2~3)工学基礎講座(物理・数学)、工学基礎演習講座(物理・数学)、各種教養科目4万円8月カリキュラムに加えて計3回のホームルーム実施
行政職国家・地方上級対策(大3)公務員試験に必要な各種教養・専門科目10万円1年間 
都庁専門記述対策(大3)都庁向け各種論文対策講座と演習市ヶ谷:5000(教室
)多摩:3000(Web)
9月〜2月行政職国家・地方上級職講座受講者のみ受講可能。10名以上の申込で開催。
裁判所事務官対策 (大3)裁判所事務官向け各種講座と演習1万円11月〜未定Web講座のみ。教室講義はなし
国税・財務専門官対策(大3)国税・財務専門官向け各種講座と演習1万円11月〜未定Web講座のみ。教室講義はなし
国家総合職対策
(法律・経済・政治・国際)
(大3)
TACの国家総合職コースのカリキュラムに準じる10万円TACのカリキュラムに準じるTAC本科生になれる。ただし、定員5名は前年度公務員講座受講者の中から選抜で決まる
市役所B・C日程対策(大4・修士2)数的処理、社会科学、論作文(添削付)3000円(3年次公務員講座受講生)6000円(受講生以外)6月 

法政大学公務人材育成センターパンフレットより)

法政大学公務員講座の実態は「安価に受講できる(廉価版)LEC」

法政大学公務員講座のカリキュラムはほとんどがLECに依存しています。

つまり、LECに通学するのとほとんど内容は同じです。

大学の教室で行われる授業も、LECの講師が法政大学に来て講義を行います。

ですが、LECと大学の協定により、授業を安く受講することができます。どのコースも正規価格の約半分ほどで受講できます。

おすすめの受講コース

行政職を狙う方は「行政職国家・地方上級対策(大3)」、技術職を狙う方は「技術職基礎(大2~3)」、国家総合職を狙う方は「国家総合職対策(法律・経済・政治・国際)(大3)」を受講しましょう。

また、都庁・国税・財務専門・裁判所事務を狙う方は「都庁専門記述対策(大3)」「裁判所事務官対策 (Web)」「国税・財務専門官対策(Web)」の受講をオススメします。

それ以外の大1・大2・大4が受講対象のコースを受講するメリットはありません。

大学1,2年に開催される講義をちょこっと受けても、受験本番まで記憶を定着させるコスト、授業の多面い自由時間が奪われる点を考えると正直コスパがかなり悪いと思います。

(同様に、大学4年生・修士2年生になってから、付け焼き刃で公務員試験を受けても合格の可能性が非常に低く、その時間を就活に専念したほうがコスパがいいです。)

ぶっちゃけ1、2年生から公務員講座を受講しても大半が挫折します。

1・2年生時から公務員講座を受講しても大半の人が挫折します。

どうしてかというと、私も法政大学1年生時に公務員講座を受講して見事挫折したからです。

また、周囲の同級生を見ていても、日に日に授業に来なくなっていき、カリキュラムがすべて終了する頃には、もともとの受講生の2割くらいしか残っていません。

それもそのはずで、大学1,2年生は大学受験をやっと終えて、待ちに待ったキャンパスライフを楽しむ時期です。

せっかく受験を終えたのに入学してから3,4年後の就職活動のため、貴重な余暇時間を潰すことに抵抗を覚える人も多いのです。

ガリ勉してると面接試験で話すネタが無くなる

公務員試験は、筆記試験に通過することももちろん大切ですが、それ以上に「面接試験」が重要視されます。

しかも近年、面接重視の傾向はより強まっています。

そんな中で、大学1,2年から筆記試験勉強対策のみを行って、大学時代に自己成長させる経験を積まないと公務員試験に不利になってしまいます。

また、仮に民間企業を受ける場合にも、面接のネタが無くなってしまい、就職そのものすら危うくなるリスクがあります。

公務員試験は大学3年生から始めても間に合う試験です。

弁護士試験や公認会計士試験ならともかく、公務員試験であれば国家総合職も含めて大学3年生から勉強すれば十分に間に合う試験だと思います。

実際に、私が就職してから出会う人もほとんどが大学3年生から予備校に通い始めた人ばかりで、大学1年時から勉強をしていたという人はほぼ皆無です。

また、大学1年時に公務員講座を受けていた人も、結局は民間企業に就職するというケースもザラにあります。

大学1,2年時は公務員試験の勉強をするよりも、いろいろな経験を積んで自分の方向性を探る時期に充てることを個人的にはオススメします。

法政大学公務員講座のオススメの受講方法は「web講義を多用すること」

公務員講座を受講する際は基本的に「web講義」を多用することをオススメします。

web講義の方が教室受講よりも時間や場所を選ばないからです。

公務員講座のカリキュラムは、春休みや夏休みの長期休暇期間に集中して開催されますが、実家に帰省したり旅行で遊びに行く人がほとんどだと思います。

また、そういった予定がなくても勉強の気分が乗らなかったり、体調が悪い日などもあると思います。

web講義は欠席した授業の補修をできるだけでなく、自分の予定に合わせて好きなタイミングで受講できるため柔軟性が高いです。

また、web講義に収録されている授業の講師は、基本的にその教科で最も優秀な講師です。

そのため、ぶっちゃけ教室授業に来る講師よりも講義の内容が優れているケースが多いです。

極端なことを言えば、個人的に一切教室の授業に出なくてもweb講義の受講だけでも十分合格レベルに達することはできると思います。

(実際にweb受講のみで合格した友達はいます。)

法政大学公務員講座受講生と予備校本科生(TAC・LEC・EYE等)との違い

法政大学公務員講座は、カリキュラムが実質LECと同様と上述しましたが、細かい点で違いがあります。

以下にメリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • 受講価格がLEC本科生の約半分と安価
  • 大学キャンパスで開催されるため、交通費が余分にかからない
  • 周囲に気心の知れた法政大生がいる

デメリット

  • 予備校講師に質問しにくい
  • LEC予備校の自習室等を利用できない
  • 他大学生との交流による情報を得られない

公務員講座の最大のメリットは「費用面」

公務員講座が優れている点は、予備校本科生よりも費用が安いことです。

予備校の受講価格は本科生の約半分なのに加え、大学のキャンパスで講義が行われるため余分に通学費用がかかりません。通学定期の範囲内で通うことができます。

また、同じ法政大学生が講義を受講しているため、同じ公務員試験を目指す友達を得やすいです。

結果として、モチベーションを維持できたり受験に関する情報を得やすくなります。

メリットについては想像しやすいと思うので、デメリットについては少し詳しく解説します。

公務員講座最大のデメリットは、予備校講師への質問が長蛇の列!しかも週に1~2回位しか会う機会がない

公務員講座の最も大きなデメリットは講師への質問がしにくい点です。

授業に来るLEC講師1人に対して、受講生は100名を超えます。

授業で不明な点を質問をしたいと思っても、自分と同じことを考えている受講生は数十人もいます。

そのため、授業終了後は毎回長蛇の列ができていました。

しかも、うしろで待っている人を気遣うと満足行くまで質問をしまくるということもなかなか憚られます。

結局、質問したはいいけど、なんとなくわかったようなわからないようなモヤモヤを抱えてしまい、勉強へのモチベーションを大きく下げる原因となります。

一方で、予備校であれば授業があるたびに講師が校舎を訪れますし、公務員講座の受講生よりも受講生が少ないため、質問のしやすさは段違いです。

もう一つのデメリットは予備校の自習室を利用できないこと

予備校の自習室を利用できないこともデメリットとしてあげられます。

予備校の自習室は勉強するのに適した環境が整っているからです。

(もちろん、予備校の自習室は予備校本科生しか利用できません。)

一方、法政大学の特に市ヶ谷キャンパスなどは、キャンパスそのものの面積が狭い割に学生数が15000人もいます。

そのため、自習室の席は貴重でテスト前は席が全く空いていないことも珍しくありません。

しかも、残念なことに自習室の民度があまり高くありません

Youtubeを音漏れしたイヤフォンで聞いていたり、匂いが充満するようなカップラーメンをずるずると自習室内で食べる人も多いです。

テスト勉強を一緒にやっている友達同士が小声で話して笑ってたり、とそれはもう試験勉強に集中するにはほんとうに適さない自習室だと思います。

費用面の課題をクリアできるなら予備校本科生になるのも一つの手

公務員講座は費用面でメリットがあるものの、他の部分は基本的に本科生に劣ります。

公務員講座のメリットである費用面も金額に換算すると、20〜35万円程度のものです。

学生にとっては大金かもしれませんが、社会人にとってはそこまで払いきれない大金というわけでもないです。

公務員になれば夏のボーナス1回分で元が取れる金額です。

お金がない人でも奨学金などを借りて予備校費用に充てても、公務員になれば十分に返しきれる金額です。

実際に私も法政大学に通っていたので、公務員になろうと思ったときに公務員講座を受講するか、予備校に通うか非常に悩みました。

結果として、私はTAC予備校本科生になることを選びました。

自分なりにいろいろな予備校に体験入学したりしていろいろと回った結果、TACの試験教材の質がベストだと感じたからです。

(地方上級の公務員試験を目標としていたため、法政大学公務員講座を選択すると、自動的にLECのカリキュラムで学ぶことになるため選択肢から消えました。)

ちなみに、TACに通うにあたって40万円という決して安くないお金を支払いました。

しかし個人的には「20,30万円という費用をケチったせいで不合格になり、1年を棒に振るほうがデメリットが大きい」と感じました。

そのため、少しでも合格可能性が高いと感じたTAC予備校の本科生となりました。

法政大学公務員講座だけでは物足りない人はLEC本科生がおすすめ

法政大学公務員講座は、正直なところ受講生の意識がそこまで高いとはいえず、公務員試験勉強に真剣に取り組んでいる法政大生で悩んでいる方はいるのではないでしょうか。

そういった法政大生はLEC本科生になることをおすすめします。

受験生のレベルや本気度はLEC本科生の方が圧倒的に上だからです。

また、LEC本科生になることで、

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講師になかなか質問できない〜

という学内講座のデメリットを払拭できます。

結果として、疑問点を残さずに学習を進められるので、勉強の理解度や面接対策もさらに磨きがかかります。

パンフレットを資料請求することで、LECの受講料をさらに割引できる情報もゲットできるため、まずは資料請求するのがおすすめです。

カリキュラムやテキストがいまいちだと思う方はTAC本科生がおすすめ

法政大学公務員講座で使用するLECの教材(スーパー過去問ゼミ(通称:スー過去))は、公務員受験では定番の参考書ですが、解説が少しわかりにくい点があるのも事実です。

実際に、私もスー過去を解いたことがありますが、問題の解説を理解できないまま放置していたことが結構ありました。

まとめ

法政大学の公務員講座について解説しました。

大学が提示するパンフレットなどの情報は、基本的に「大学の公務員講座のメリット」にしか触れていません。

ですが、実際に講義を受講してみた受講生として、必ずしもメリットばかりではないということを強く感じました。

大学の公務員講座の情報はインターネットなどにもあまり掲載されていることが多くありません。

公務員講座について。大学が提示するものと別の角度からの意見を提供できればと思いこの記事を書きました。

公務員を目指す法政大学生が少しでも良い選択をしていただければ幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

公務員予備校のまとめ記事は以下で紹介しています。

あなたに適した公務員予備校がみつかりますよ!