こういった疑問にお答えします。
国会の付属機関として、世界中のあらゆる情報を収集したり、国家議員のサポートも行う魅力ある国立国会図書館の職員について紹介します。
本記事の内容
- 国立国会図書館におすすめの予備校
- 国立国会図書館の試験内容・倍率・出身大学
- 国立国会図書館でよくある質問
国立国会図書館におすすめの予備校に今すぐ通いたい人は以下のリンクから講座を申し込みましょう。
それでは解説していきますね。
- 国立国会図書館の予備校おすすめ【費用】
- 国立国会図書館の予備校おすすめ【特徴】
- 国立国会図書館の予備校選びのポイント
- 国立国会図書館の予備校おすすめ:【1位】伊藤塾
- 国立国会図書館の予備校おすすめ:【2位】LEC
- 国立国会図書館の募集要項は?
- 国立国会図書館の難易度は全公務員中トップクラス
- 国立国会図書館の合格者数は?
- 国立国会図書館の試験内容は?
- 国立国会図書館の面接試験は?
- 国立国会図書館の過去問は?
- 国立国会図書館の給料は?
- 国立国会図書館の仕事内容
- 国立国会図書館の採用倍率
- 【国立国会図書館】総合職と一般職の違いは?
- 【国立国会図書館】合格者の出身大学は?
- 国立国会図書館の声
- 国立国会図書館の残業時間は?
- 国立国会図書館は激務?
- 国立国会図書館は比較的休暇が取りやすい
- 国立国会図書館で転勤はあるか?
- 国立国会図書館におすすめの併願先
- 国立国会図書館の予備校費用はクーポンや割引制度を活用しよう
- 【まとめ】国立国会図書館に合格するには予備校がおすすめ
国立国会図書館の予備校おすすめ【費用】
予備校 | 費用 |
---|---|
国家総合職(法律区分・教養区分):約60万円 国家一般職+地方上級コース:約30万円 | |
総合職【法律区分・教養区分】Standardコース :約50万円 総合職【法律区分・教養区分】Standardコース :約42万円 国家総合職 工学系対策(4科目選択)コース:約35万円 スーパースペシャルコース(地方上級・国家一般職):約42万円 地方上級・国家一般職 合格コース(理系公務員):約31万円 |
国立国会図書館の予備校おすすめ【特徴】
上記の予備校はいずれもオンライン申し込みで割引を適用できる予備校です。
割引を適用する方法を紹介しているため、オンラインで申し込みを行うのがおすすめですね。
国立国会図書館の予備校選びのポイント
- 合格実績がある
- 専門記述対策が充実している
- 面接対策が充実している
順番に解説していきますね。
【ポイント①】国立国会図書館の合格実績がある
国立国会図書館の合格実績があるかどうかも重要です。
- 国立国会図書館に合格させるノウハウを有している
- 過去の合格者から得た情報を有している(勉強法のコツ・面接での質問事項など)
毎年採用数が非常に少ないため、厳しい競争に勝てる講義をしてくれる予備校がおすすめです。
【ポイント②】専門記述対策が充実している
国立国会図書館の対策では、専門記述対策が充実していることが重要です。
国立国会図書館は難易度の高い専門記述が課されており、記述試験対策は必須だからです。
後ほど、国立国会図書館で出題される専門記述について解説しますが、複合的な知識が求められたり、長文を読み解く読解力や、記述力が必要となります。
【ポイント③】面接対策が充実している
国立国会図書館は、2次・3次試験で面接が課され、倍率が非常に高いです。
筆記試験の合格者が2次・3次試験で合格する倍率は以下のとおり。
令和4年度
- 総合職の面接倍率:36.6倍(1次試験合格者:110名、採用者数3名)
- 一般職の面接倍率:11.5倍(1次試験合格者:150名、採用者数13名)
令和3年度
- 総合職の面接倍率:33.6倍(1次試験合格者:110名、採用者数3名)
- 一般職の面接倍率:10.8倍(1次試験合格者:141名、採用者数13名)
総合職・一般職共に数十倍の難易度であり、徹底した面接対策は必須ですね。
国立国会図書館の予備校おすすめ:【1位】伊藤塾
- 国立国会図書館の合格実績が最も多い
- 専門記述対策が充実している
- 専門記述対策が充実している
- 模擬面接などの面接対策が受け放題
- 法律系以外の専門記述対策が受けられない
それでは順番に解説していきますね。
伊藤塾のメリット:国立国会図書館の合格実績が最も多い
伊藤塾は国立国会図書館の合格実績が最も優れている予備校です。
国立国会図書館は採用者数が少ない試験種ですが、伊藤塾だけはコンスタントに合格者を輩出しています。
伊藤塾は毎年2~3人しか内定者がいない国立国会図書館の総合職の合格者もいました。
伊藤塾のメリット:専門記述対策が充実している
伊藤塾は専門記述対策が充実しています。
伊藤塾は公務員試験で最難関レベルのの専門記述が課される国家総合職で毎年多数の合格者を輩出しています。
さらに、公務員よりも難易度の高い論述が求められる司法試験でも実績を上げており、記述力に関しては充実した対策を受けられます。
伊藤塾のメリット:模擬面接などの面接対策が受け放題
伊藤塾は模擬試験などの面接対策を無制限で受講できます。
少数精鋭の受講生に集中的に対策をしてくれるため、競争率の高い国立国会図書館で合格実績を上げることができていますよ。
伊藤塾のデメリット:法律系以外の専門記述対策が受けられない
伊藤塾では、国立国会図書館で課される法律系以外の専門記述対策が受けられません。
国立国会図書館の2次試験では、次の科目から1題選んで回答します。
国立国会図書館で課される専門記述の科目
- 法学
- 政治学
- 経済学
- 社会学
- 文学
- 史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)
- 図書館情報学
- 物理学
- 化学
- 数学
- 工学・情報工学(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)、
- 生物学
伊藤塾では、国立国会図書館で出題される上記の内、法学以外の対策を受けられません。
しかしながら、法学は公務員試験の専門記述のなかで最もつぶしのきく科目であり、いろいろな受験先を併願できます。
例えば、以下のように国家公務員を中心に多くの受験先を併願できますよ。
- 国家公務員(総合職・一般職)
- 裁判所事務官(総合職・一般職)
- 衆議院事務官(総合職・一般職)
- 参議院事務官(総合職・一般職)
- 国税専門官・財務専門官
- 東京都(1類A・B)
そのため、伊藤塾で法律系の専門記述を対策することで、多くの併願先を得ることにもつながります。
国立国会図書館の予備校おすすめ:【2位】LEC
- 専門記述対策が充実している
- 面接対策が充実している
- 国立国会図書館の合格実績が確認できない
順番に解説していきますね。
LECのメリット:専門記述対策が充実している
LECが提供している専門記述対策の講座
- 法律系
- 経済系
- 政治・国際系
- 土木職
- 建築職
- 電気・情報職
- 機械職
- 化学職
- 農学職
上記のように、LECは幅広い分野の専門記述に対応しています。
そのため、国立国会図書館の専門科目においても、多くの分野で対策を行うことができますよ。
LECのメリット:面接対策が充実している
LECは面接対策が充実しています。
- 面接対策に強い講師陣
- 現役のキャリアカウンセラー
- 元公務員や人事採用経験者
- 現役のキャリアカウンセラーの面接指導
LECでは、担任講師だけでなく、現役のキャリアカウンセラーが面接指導を行っています。
LECのデメリット:国立国会図書館の合格実績が確認できない
LECでは、国立国会図書館の合格実績の確認がとれませんでした。
国立国会図書館は毎年合格者が非常に少ないため、実績が確認できないのもやむを得ないかもしれません。
とはいえ、LECは国家総合職などの難関分野で合格実績を上げており、国立国会図書館に充分合格できるカリキュラムを備えているのは間違いありません。
国立国会図書館の募集要項は?
国立国会図書館受験に必要な条件は総合職・一般職によって若干異なります。
国立国会図書館・総合職の受験に必要な資格
総合職
受験年度の4月1日現在、21歳以上29歳未満の者
受験年度の4月1日現在、21歳未満の者で次に掲げるもの
(a)学校教育法による大学を卒業した者又は受験年度3月までに卒業する見込みの者 (b)館長が、(a)に掲げる者と同等の資格があると認める者引用:国立国会図書館
総合職は基本的に、大卒・大学院卒が受験する試験区分です。
しかし、近年の合格者は大学院卒が多いようなので、注意が必要ですね。
国立国会図書館・一般職の受験に必要な資格
一般職
1.受験年度の4月1日現在、21歳以上29歳未満の者
2.受験年度の4月1日現在、21歳未満の者で次に掲げるもの
(a)学校教育法による大学を卒業した者または受験年度3月までに卒業する見込みの者 (b)学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校を卒業した者または受験年度3月までに卒業する見込みの者
(c)館長が、(a)または(b)に掲げる者と同等の資格があると認める者引用:国立国会図書館
総合職は基本的に、高卒・大卒・大学院卒が受験する試験区分です。
しかし、実際の合格者は大学卒以上が多いです。
国立国会図書館の採用に年齢制限はある?
引用:国立国会図書館
国立国会図書館は満18歳~29歳までの人だけが受験できます。
そのため、30歳以上の人は全員受験資格がありません。
また、近年の採用実績を見てみると、22歳以下(大学生以下)の人は採用されていません。
年齢の分布を見ると、そのほとんどが大学を卒業した新卒(22歳・23歳)と大学院を卒業した新卒(24歳~26歳)であることが推測できますね。
国立国会図書館に中途採用者はいるのか?
国立国会図書館ではわずかに中途採用者がいるようです。
ですが、かなり狭き門です。
令和2年度におそらく1名だけ採用されて以降、中途採用者の採用実績はありません。
国立国会図書館には経験者採用区分の受験枠はないため、大卒・大学院卒のライバルと同じ枠で競う必要があります。
大卒・大学院卒枠の中で採用された人がたまたま社会人だったというだけです。
国立国会図書館の高卒区分採用は行われていない
国立国会図書館の高卒区分採用は行われていません。
かつて、高卒区分の採用が行われていましたが、2011年度を最後に行われなくなっています。
2012年度の国家公務員試験制度の改正に伴って廃止されました。
国立国会図書館の難易度は全公務員中トップクラス
国立国会図書館の難易度は全公務員中トップクラスです。
国立国会図書館には、総合職と一般職の2種類があり、いずれも難易度は非常に高いです。
- 競争倍率の高さ
- 受験者層のレベルの高さ
- 出題難易度
いずれをとっても全公務員の中でトップクラスに難易度が高い試験です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
国立国会図書館・総合職の難易度は?
- 筆記試験(1次試験突破)の倍率:約3~4倍
- 面接試験(2次・3次試験突破)の倍率:約33~36倍
- 受験から内定までの倍率:約100倍
国家総合職の受験者が最終合格し、官庁訪問で内定を得るまでの倍率が約30倍ほどです。
- 国家総合職の最終合格倍率:約10倍
- 官庁訪問の内定倍率:約3倍
したがって、国立国会図書館・総合職は国家総合職より難易度が高い試験であるといえますね。
国立国会図書館・一般職の難易度は?
- 筆記試験(1次試験突破)の倍率:約3~4倍
- 面接試験(2次・3次試験突破)の倍率:約10~11倍
- 受験から内定までの倍率:約50~60倍
国家一般職の受験者が最終合格し、官庁訪問で内定を得るまでの倍率が約17倍ほどです。
同じく、国立国会図書館・一般職は国家一般職より難易度が高い試験であるといえますね。
国立国会図書館の合格者数は?
国立国会図書館の総合職・一般職それぞれの合格者数を紹介していきますね。
国立国会図書館・総合職の合格者数は?
令和4年度・総合職の合格者数
- 申込者数:384人
- 第1次受験者:308人
- 第1次合格者:110人
- 採用者:3人
国立国会図書館・総合職の採用者数は毎年3名ほどしかいません。
非常に狭き門となっています。
国立国会図書館・一般職の合格者数は?
令和4年度・一般職の合格者数
- 申込者数:666人
- 第1次受験者:542人
- 第1次合格者:150人
- 採用者:13人
国立国会図書館・一般職の採用者数は毎年13名ほどしかいません。
総合職より採用者数は多いもののやはり狭き門です。
国立国会図書館の試験内容は?
国立国会図書館の総合職と一般職それぞれの試験内容について紹介していきますね。
国立国会図書館・総合職の試験内容は?
第1次試験
- 教養試験(多肢選択式)(120分)
第2次試験
- 専門試験(記述式)(120分)
- 法学、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学、(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)、生物学 英語試験(多肢選択式)(60分)
小論文試験(60分・1200字)
人物試験(オンライン実施)
第3次試験
- 人物試験(対面実施)
国立国会図書館・一般職の試験内容は?
第1次試験
- 教養試験(多肢選択式)(120分)
第2次試験
- 専門試験(記述式)(90分)
- 法学、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学、(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)、生物学
- 英語試験(多肢選択式)(60分)
- 人物試験(オンライン実施)
第3次試験
- 人物試験(対面実施)
国立国会図書館の面接試験は?
国立国家図書館の面接試験は2次試験と3次試験で実施されます。
- 2次試験の面接:個別面接
- 3次試験の面接:集団討論と個別面接
これらの面接では次のような科目が出題されます。
- 志望動機
- 二次筆記の手応えは
- 併願先について 手応えは、行政では何やりたいか、衆議院では何やりたいか
- 調査業務では何を調べたいか
- 他にサークルに入っているか。活動内容。
- 規模は、役割、リーダーしたか
- 大学の学びについて。興味を持ったきっかけ
- 政治に興味を持ったきっかけ
- 他人を不愉快にさせないように気をつけていること
- 他人に働きかけたこと(ちょっとしたことでいいから,と)
- バイトで楽しかったこと
このような内容が質問されるようですね。
国立国会図書館の過去問は?
総合職と一般職の過去問についてそれぞれ簡単にご紹介します。
国立国会図書館・総合職の過去問は?
専門試験(記述式)(120分)
専門試験(記述式)は次の2種類から構成されています。 ・一般職と共通の問題 ・総合職独自の問題
[設問]
Y市議会の議員であるAが202X年4月25日に開催された教育民生常任委員会を海外渡航のため欠席したところ、市議会はA議員に対し議決により公開の議場で陳謝の懲罰を科した。コレを受け、A議員は市議会の議場で陳謝文を読み上げた。A議員と同一会派に属するX議員は 同年6月21日、市議会の議会運営委員会で A議員議員が陳謝文を読み上げた行為に関し、「読み上げたのは事実ですが、読み上げられた中身に書いてあることは、事実とは限りません。仮に読み上げなければ、次の懲罰があります。こういうのを政治的妥協といいます。政治的に妥協したんです。」と発言した。 Xは、2022X年9月6日、市議会から23日間の出席停止の懲罰処分を科された。どうね9月21日、Xは、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当員関する条例(以下、本県条例」とする。)に基づき、本件処分により出席停止とされた23日の分に相当する27万8,000円を減額して議員報酬を支給された。 Xはこの処分は違憲違法と考えているが、知り合いの弁護士に相談したところ、そもそも出席停止処分を裁判所で争うことができるか疑わしいと言われた。Y市議会による出席停止処分をXは裁判所で争うことができるか否か、について自己の見解を述べよ。引用:令和4年度 国立国会図書館 憲法(総合職・一般職共通)
このような長文の課題が出題されるので、対策は必須ですね。
国立国会図書館の給料は?
国立国会図書館の給料は国家公務員の給料に準じる体系です。
そのため、国立国会図書館とはいえ、年収が特別高いわけではありません。
都内勤務の場合、霞ヶ関で働く国家公務員と同じような年収をもらえるイメージですね。
国立国会図書館の仕事内容
Q.求める人物像について教えてください。
A.国立国会図書館には、国会の活動の補佐、資料・情報の収集・整理・保存、情報資源の利用提供、各種機関との連携協力という四つの基本的役割があり、これらの役割を果たすため、調査業務、司書業務、一般事務といった多様な業務があります。職員のバックグラウンドも様々です。古い発想にとらわれず、新たなことに挑戦する気概のある方々を求めています。
国立国会図書館には大きく分けて4つの仕事があります。
- 国会の活動の補佐
- 資料・情報の収集・整理・保存
- 情報資源の利用提供
- 各種機関との連携協力
簡単に解説していきますね。
国立国会図書館の仕事①:国会の活動の補佐
議員の調査研究に資するため、別に定める法律により、国会に国立国会図書館を置く。
(国会法 第130条)
国立国会図書館は、立法府に属する機関であり国会議員の活動を補佐していますよ。
国立国会図書館の仕事②:資料・情報の収集・整理・保存
- 資料の収集→日本国内・外国の出版物、インターネット上のウェブサイトや電子書籍や電子雑誌など、あらゆる情報を収集しています。
- 書誌データの作成と提供→書誌に関するあらゆるデータを保管し、誰でも検索できるデーターベースを提供しています。
- 資料の保存→収集した資料の保存や破損した資料の補修や保存環境の整備をしています。また、これらをデジタル化した「国立国会図書館デジタルコレクション」を運営している。
世界中に存在するあらゆる情報という情報を収集・整理し、長期間保存する取組を行っていますね。
国立国会図書館の仕事③:情報資源の利用提供
国立国会図書館ではあらゆる場所で情報にアクセスできる環境を提供しています。
- 来館せずに利用できるサービス
- 来館して利用できるサービス
- 行政・司法に対するサービス
- 視覚障害者などに対するサービス
- 子どもの読書活動支援サービス
国立国会図書館の仕事④:各種機関との連携協力
国立国会図書館は関係機関との連携協力を行っています。
- 国内の図書館等の支援・協力
- 海外の図書館・関係機関等との協力
- 情報資源への総合的なアクセスの提供
国立国会図書館では「真理が我々を自由にする」という理念の本、あらゆる情報にまつわる仕事を強いることがわかりますね。
国立国会図書館の採用倍率
令和4年度
- 総合職:102.7倍
- 一般職:64.7倍
令和3年度
- 総合職:98.3倍
- 一般職:54.0倍
令和2年度
- 総合職:98.7倍
- 一般職:51.8倍
国立国会図書館の採用倍率は、全公務員試験の中でもトップクラス。
総合職は約100倍、一般職は約50~60倍ほどの倍率を誇ります。
【国立国会図書館】総合職と一般職の違いは?
見出し(上) | 総合職 | 一般職 |
---|---|---|
採用時の職位 | 高い | 低い |
採用後の出世スピード | 早い | 普通 |
採用後に携われる仕事 | 一般職と同じ | 総合職と同じ |
国立国会図書館の総合職と一般職の違いについて解説していきますね。
業務内容に違いはない
Q.総合職と一般職の違いは何ですか?
A.総合職又は一般職に限定された業務はありません。引用:国立国会図書館
どちらの採用試験で採用された場合も調査業務・司書業務・一般事務の様々な業務に携わります。
総合職は一般職に比べて上位の職務の級で採用されますが、採用後の処遇が人事評価に基づいて行われる点に違いはありません。
「総合職しか配属されないような部署や総合職しか担当しない業務はない」ということを意味します。
したがって、総合職と一般職の違いは、出世のスピードや給料など、待遇面であると考えられます。
採用時の職位や出世スピードは総合職が有利
国立国会図書館では、採用時の職位や出世スピードは総合職のほうが有利です。
国家総合職と同じように、総合職は幹部候補生として出世コースを歩みます。
そのため、給料や生涯年収は総合職のほうが多くなる傾向にありますね。
【国立国会図書館】合格者の出身大学は?
国立国会図書館は総合職と一般職の2種類の区分があります。
これらの区分の合格者について、国立国会図書館は公式には出身大学を公表していません。
また、採用者数が非常に少なく、どのような出身大学の方がいるのかほとんど情報がありません。
いろいろな媒体を元に、できる限り調べた出身大学を総合職・一般職それぞれご紹介します。
【国立国会図書館・総合職】合格者の出身大学
- 東京大学 人文社会系研究科 修士
年間2~3名しか採用されない国立国会図書館の総合職では、大学の中でもトップクラスしか採用されていないようです。
さらに、合格者は主に大学院卒が中心で、ライバルのレベルもトップクラスといえます。
【国立国会図書館・一般職】合格者の出身大学
- 東京外国語大学外国語学部トルコ語学科
一般職でも、難関国立大学出身の方が採用されているようです。
【国立国会図書館・総合職か一般職か不明】合格者の出身大学
- 東京大学 大学院 理学系研究科 生物科学専攻
- 筑波大学 図書館情報メディア研究科 博士前期課程(修士)
- お茶の水女子大学 教育科学コース
- 一橋大学 社会学部
- 大阪大学 文学部
- 名古屋大学 文学部人文学科
- 明治大学 法学部
- 創価大学
上記は総合職・一般職のどちらの区分で合格したかわからない大学の方も多くいましたが、いずれも平均以上の偏差値帯の大学出身者が多いですね。
国立国会図書館の声
A.Tさん
◆出身大学 : 東京大学人文社会系研究科修士2年在学中
◆最終合格 : 国立国会図書館総合職
◆内 定 : 国立国会図書館
◆予定進路先: 国立国会図書館
●伊藤塾受講講座: 〔入門講座〕国家総合職(法律区分)本科生+リーガルトレーニング 〔オプション〕国家総合職(法律区分)記述試験対策講座、国家総合職直前政策論文試験対策講座引用:伊藤塾
【伊藤塾】国立国会図書館の合格実績 W.N さん(22 歳)
◆ 出身大学 : 一橋大学社会学部4 年在学中
◆ 最終合格 : 国立国会図書館
◆ 内 定 : 国立国会図書館
◆ 予定進路先: 国立国会図書館
●伊藤塾受講講座:入門講座:地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング ※引用:伊藤塾
N.Sさん(21歳) 東京外国語大学外国語学部トルコ語学科4年在学中
◆最 終 合 格/国立国会図書館Ⅱ種、国立大学法人職員、裁判所事務官Ⅱ種、国家公務員Ⅱ種
◆内 定/国立国会図書館、電気通信大学(国立大学法人職員)
◆予定進路先/国立国会図書館
◆受 講 形 態/通学ライブ
◆伊藤塾受講講座/〔入門講座〕地方上級・国家Ⅱ種本科生+択一・記述トレーニング引用:伊藤塾
国立国会図書館 S・I さん(23歳) 国公立大学文系学部卒業
●最終合格: 国立国会図書館一般職、国家一般職、東京都Ⅰ類B
●内定:国立国会図書館
●予定進路先:国立国会図書館
● 受講講座 :〔入門講座〕 地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング引用:伊藤塾
柏市役所 B さん(23歳)
◆ 出身大学 :明治大学法学部4年
◆ 受講講座 :国家総合職(法律区分)コース 本科生(演習付)オプション:併願教養区分対策+教養科目セット
◆ 最終合格 :国家一般職、国立国会図書館
◆ 内 定 :中央省庁
◆ 予定進路先:中央省庁引用:伊藤塾
合格者の声を見ると、国立国会図書館・一般職の場合、旧帝国大学~MARCHレベルの合格者がいました。
特に、国立大学の合格者が多いようですね。
また、合格者の多くが早い内から公務員を志望していたようです。
国立国会図書館の残業時間は?
引用:国立国会図書館
国立国会図書館の座業時間は月10~20時間程度です。
国立国会図書館の激務度は、残業時間からある程度推測ができます。
このことから国立国会図書館は比較的ひまであるといえます。
もちろん、残業時間や担当職務によって残業時間は大きく異なるため、一概には言えません。
とはいえ、残業時間の平均値にはある程度数字がはねてきます。
国立国会図書館は激務?
国立国会図書館の激務度は、残業時間からそこまで激務ではないようです。
また、職務内容についても、住民からのクレームなどを受けるような感情労働は少なく、他の公務員と比べると、比較的負担は少ないと考えられます。
一方で、知的労働の占める割合が大きく、頭を使う仕事という意味では仕事の負担は大きいといえますね。
国立国会図書館は比較的休暇が取りやすい
Q.残業や年次休暇の取得の実態について教えてください。
A.残業は、配属先や時期によって様々です。仕事を効率よく進めることができれば、早く帰ることもできます。年次休暇も取りやすい雰囲気があります。(以下略)引用:国立国会図書館ホームページ
国立国会図書館は比較的休暇が取りやすい雰囲気があるとのことです。
比較的残業も少ないようですし、間違いはなさそうですね。
国立国会図書館で転勤はあるか?
国立国会図書館は全国転勤の可能性があります。
国立国会図書館では、次の場所で勤務する可能性があります。
- 国立国会図書館東京本館:東京都千代田区永田町1丁目10-1
- 国立国会図書館関西館:京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
- 国立国会図書館国際子ども図書館:東京都台東区上野公園12-49
とはいえ、いずれも東京都若しくは京都府で勤務することになるため、そこまで不便な場所というわけではなさそうですね。
国立国会図書館は出向があるか?
Q.出向はありますか?
A.国、地方公共団体等の機関と出向・人事交流を行っています。
国立国会図書館が公式に回答しているように、出向はあります。
(というか、公務員であればどんな職場でも出向はあります。)
- ほとんどの職員→東京か京都にある国立国会図書館で勤務
- ごく一部の職員→国や地方自治体に出向
国立国会図書館におすすめの併願先
国立国会図書館におすすめの併願先は以下のとおり。
- 国家公務員(総合職・一般職)
- 裁判所事務官(総合職・一般職)
- 衆議院事務官(総合職・一般職)
- 東京都1類A
- 東京都1類B
上記はいずれも難易度の高い専門記述論文が課される受験先であり、国立国会図書館の試験対策で鍛えた論述力を生かせる受験先ばかりです。
ただし,受験日程の関係で、試験日が重複するものもあるのでご注意くださいね。
国立国会図書館の予備校費用はクーポンや割引制度を活用しよう
今回紹介した予備校は、オンライン申し込みで利用できる割引が豊富です。
の割引制度一覧
- LECの割引制度一覧
上記のリンクから割引を申し込んで、オンラインから講座を購入すると、公務員予備校をお得に利用できますよ。
【まとめ】国立国会図書館に合格するには予備校がおすすめ
国立国会図書館に合格するためには予備校の活用がおすすめです。
独学で合格した人もいますが、公務員予備校により合格を勝ち取った人も多いです。
国立国会図書館の合格を目指す人は、以下のおすすめの予備校から申し込みをしましょう。