労働基準監督官におすすめの予備校4選!
予備校名 | 費用 | 特徴 |
LEC | 【労働基準監督官専願コース】
【速修コース(理工系)】
※書店や大学生協経由で5%割引 |
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TAC | 【労働基準監督官A本科生】
【入門付き労働基準監督官A本科生】
※通学生はWebフォローが別途¥32,000かかる |
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資格の大原 | 【公務員合格1.5年コース】
【国家総合職(法律)合格コース】
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クレアール | 【技術系公務員コース】
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それぞれの予備校を順番にご紹介します。
【労働基準監督官の予備校】LEC
- 労働基準監督官Bに強い
- 通学生・通信生どちらも面接回数無制限
- 労働基準監督官の本試験3年分の過去問を入手できる
- 正確な合格者数が不明
【LECのメリット】労働基準監督官の区分B(理工系)に強い
LECは労働基準監督官の区分B(理工系)に強いです。
LECは理系公務員の受験で長年優れた実績を収めているからです。
LECの速修コース(理工系)は、労働基準監督官Bを視野に入れたカリキュラム設計がされています。
また、2019年度には労働基準監督官の区分Bで1位合格者を輩出しています。
- 【1位合格】(2019年度)
労働基準監督官B(大卒程度)
【LECのメリット】通学生・通信生どちらも面接回数無制限
LECは通学生・通信生どちらも面接回数が無制限です。
労働基準監督官は面接試験の倍率が高いため、これは大きなメリットといえます。
さらに、住んでいる県にLEC校舎がない方はWeb上で面接指導を受けられます。
【LECのメリット】労働基準監督官の本試験3年分の過去問を入手できる
LECは労働基準監督官の本試験3年分の過去問を入手できます。
これだけの過去問を入手できるのはLECだけです。
TAC・大原では労働基準監督官の過去問を入手できません。
過去問入手のお金も節約できますね。
【LECのデメリット】正確な合格者数が不明
LECのデメリットは労働基準監督官の正確な合格者数が不明な点です。
LECは上位合格者は公表しているものの、合格者の全体数を出していないからです。
しかし、労働基準監督官の区分B(理工系)については1位合格者を輩出しており、優れた実績を上げていることから相当数の合格者数がいるものと推測できます。
【労働基準監督官の予備校】TAC
- 労働基準監督官の合格実績が優れている
- 専門記述科目の対策テキストが優れている
- 通学生がWebフォローを利用すると¥32,000かかる
【TACのメリット】労働基準監督官の合格実績が優れている
- 労働基準監督官:63名
(最終合格者573名)
TACは労働基準監督官の合格実績が優れています。
労働基準監督官受験者のうち約10%がTAC出身者です。
(573名中63名がTAC出身)
また、予備校の中で労働基準監督官の合格者数を公表しているのはTACだけです。
それだけ合格実績に自信があるということですね。
【TACのメリット】専門記述科目の対策テキストが優れている
専門記述科目の対策テキストが優れています。
他のどの予備校よりも解説が丁寧に作り込まれているからです。
労働基準監督官は専門記述試験が課されており、なかなかとっかかりにくい科目のためこれはメリットとなります。
【TACのデメリット】通学生がWebフォローを利用する場合¥32,000の追加料金かかる
通学制が、Webフォロー(授業を映像で視聴できるサービス)を利用する場合、別途¥32,000の追加料金がかかります。
LEC・大原は通学生でもWebフォローを利用できるため、デメリットといわざるを得ません。
授業を欠席したときに備えてWebフォローを付けざるを得ないため、実質的な値上がりと言えます。
【労働基準監督官の予備校】クレアール
- 費用が圧倒的に安い
- 3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できる(安心保証パック)
- 労働基準監督官B(理工系)に対応している
- 対面での面接指導は水道橋本校でのみ実施
【クレアールのメリット】労働基準監督官の区分B(理工系)に対応している
クレアールは労働基準監督官B(理工系)に対応できます。
労働基準監督官B(理工系)は専門科目の出題内容が一般的な理系公務員試験の内容とほとんど変わらないからです。
国家一般職や地方上級レベルの問題が解ければ十分対応できます。
実際、2019年度にクレアールから労働基準監督官の区分B(理工系)に合格した人もいます。
(ただし、労働事情などの科目はある程度自分で勉強する必要があります。)
【クレアールのメリット】費用が圧倒的に安い
費用 | |
クレアール | ¥225,000 |
LEC | ¥314,000 |
TAC | ¥327,000 |
大原 | ¥387,000 |
クレアールは費用が圧倒的に安いです。
クレアールは通信制に特化しており、設備費用や人件費を削減することで実現しているからです。
今回紹介する予備校の中でも圧倒的に価格が安いです。
【クレアールのメリット】3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できる(オプション安心保証)
クレアールは3万円の追加料金で受講期限を1年間延長できるオプション安心保証があります。
あなたがもし1年目の受験で不合格になったとしても、たった3万円でもう1年予備校に通うことができます。
例)労働基準監督官の講座を2年間受講するケース
予備校 | 2年間でかかる料金 |
クレアール | 1年目:22.5万円 2年目: 3.0 万円 合計:25.5万円 |
LEC | 1年目:31.4 万円 2年目:22.0万円 合計:53.4万円 |
TAC | 1年目:32.4 万円 2年目:22.7万円 合計:55.1万円 |
大原 | 1年目:38.7 万円 2年目:27.1万円 合計:65.8万円 |
(※LEC・TACは再受講割引30%を適用した価格で、最も安いweb講座で計算しています。)
仮に1年目の受験で不合格になってクレアールに2年間に通った場合、LEC・TACに通う場合に比べて約20万円も費用を安くできます。
2年計画で受験したい人や、働きな方コツコツと受験したい社会人に適したプランです。
【クレアールのデメリット】対面での面接指導は水道橋本校でのみ実施
クレアールのデメリットは、水道橋本校だけでしか対面での面接指導を受けられない点です。
クレアールは水道橋本校にしか校舎がないからです。
ただし、遠方に住んでいる方は電話やメールで面接指導を受けられます。(面接回数は無制限です。)
【労働基準監督官の予備校】大原のメリット・デメリット
- 全国各地に109校舎存在する
- 講師が校舎に常駐しており、疑問点をいつでも質問できる
- 面接練習の回数無制限
- 労働基準監督官B(理工系)に対応していない
【大原のメリット】全国各地に109校舎存在しており、地方在住者が通いやすい
大原は全国各地に109校舎存在しており、地方在住の方が通いやすいです。
面接対策などは対面で直接指導を受けるのが最も効果的であるため、地方の人にもありがたい存在です。
TACやLECなどの大手予備校でも基本的に首都圏を中心に展開しており、地方ほど校舎の数が少ないです。
【大原のメリット】担任が校舎に常駐しており、いつでも気軽に質問できる
大原は講師が校舎に常駐しているため、疑問点をいつでも質問できます。
試験勉強で不明な点を、いつでも気軽に質問できるのは非常にありがたいです。
他の予備校はひとりの講師が複数の校舎を掛け持ちすることが多いため、いつでも質問ができるわけではありません。
【大原のメリット】面接練習の回数無制限
大原は、面接練習を回数無制限で受講できます。
大手予備校の大原は充分な数の講師が在籍しているため実現できています。
しかも、大原は全国各地に多くの校舎があるため、地方在住の方でも講師から直接指導を受けられます。
電話・メール・Web面接より、対面して面接をした方が的確な指導を受けられます。
【大原のデメリット】労働基準監督官専用の1年合格コースが存在しない
大原には労働基準監督官の1年合格コースは存在しません。
大原で労働基準監督官を併願できるのは最短でも公務員合格1.5年コースからです。
そのため、1年間で合格を掴みたい人にとっては適していません。
ただし、1.5年間勉強すれば、合格の可能性は上がりますし、併願先の幅も広がるので時間的に余裕がある方は大原の受講はおすすめできます。
【大原のデメリット】労働基準監督官のB区分(理工系)に対応していない
大原は労働基準監督官B(理工系)に対応していません。
労働基準監督官Bは出題科目が理系科目であり、大原に理系の公務員コースが存在していないからです。
そのため、労働基準監督官B(理工系)を目指す方はLEC・TAC・クレアールの受講をおすすめします。
労働基準監督官試験の特徴
- 【専門科目(多肢選択式)】
労働法・労働事情の回答が必須 - 【専門科目(記述式)】
区分A(法文系):労働法・労働事情に関する記述論文がある
労働基準監督官は労働に関する監督業務を行うため、試験科目も労働に密接に関連する科目(労働法や労働事情など)が出題されます。
【労働基準監督官の試験】区分A(法文系)と区分B(理工系)の2種類の試験区分が存在する
労働基準監督官には区分A(法文系)と区分B(理工系)の2種類の予備校試験区分が存在します。
幅広い人材を確保するためです。
様々な企業を監督するためには、農業・工業・サービス業に至るまで幅広い分野にまたがる知識が求められる職業です。
【労働基準監督官試験】区分Aと区分Bの違いは専門科目と専門記述の内容
- ①基礎能力試験(多肢選択式)
以下の40題全問必答- a.知能分野27題
・文章理解(11題)
・判断推理(8題)
・数的推理(5題)
・資料解釈(3題) - b.知能分野13題
・自然/人文/社会/時事(13題)
- ②専門科目(多肢選択式)
以下の36題から28題を選択して解答- a.法律系科目16題
・憲法
・行政法
・民法
・刑法 - b.社会系科目20題
・経済学
・労働経済・社会保障
・社会学
- a.法律系科目16題
- a.知能分野27題
③専門科目(記述式)
以下の科目から合計2題を解答
- a.労働法1題(必須)
- b.以下6科目から1題選択
・労働事情
・就業構造
・労働需給
・労働時間
・賃金
・労使関係
- ①基礎能力試験(多肢選択式)
以下の40題全問必答 - 知能分野27題
・文章理解(11題)
・判断推理(8題)
・数的推理(5題)
・資料解釈(3題) - 知能分野13題
・自然/人文/社会/時事(13題)
- ②専門科目(多肢選択式)
以下の38題から32題を選択して解答- 工学に関する基礎(38題)
・数学
・物理
・化学
- 工学に関する基礎(38題)
- ③専門科目(記述式)
以下の科目4~6題から2題選択 - 工業事情1題
- 工学に関する専門基礎1題(以下から3~5題出題されて1題選択)
・機械系
・電気系
・土木系
・建築系
・衛生・環境系
・応用化学系
・応用数学系
・応用物理系等
労働基準監督官の区分AとBの最も大きな違いは専門科目の出題内容です。
- 区分A(法文系)⇨ 法律・社会系科目の勉強が必要
- 区分B(理工系)⇨ 理工系の勉強が必要
ただし、これら専門科目は国家一般職や地方上級の専門科目試験をしっかりと勉強していれば充分に太刀打ちできる難易度です。
労働基準監督官の配点比率・合否決定方法
労働基準監督官の配点比率や合否の決定方法についてご紹介します。
配点比率や合否決定方法を知ることでより的確に公務員予備校を選ぶことができます。
労働基準監督官の合否決定方法
- 基準点(満点の30%)を超えたものの中から
- 各科目の標準点合計が高いものから順番に合格
【2次試験(面接試験)】
- 人物試験:一次試験の結果と合わせて総合的に判断
- 身体検査:なし
労働基準監督官は、上記の手順で合格者を決定します。
1次試験(筆記試験)については明確な合格基準を公表していますが、2次試験(面接試験)の合格基準は非公開です。
労働基準監督官の配点比率(1次試験)
- 基礎能力試験:2/7
- 専門試験:3/7
- 専門試験(記述式):2/7
労働基準監督官の配点比率(2次試験)
- 人物試験:非公開
- 身体検査:配点なし
労働基準監督官の配点比率は上記のとおりです。
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こういった疑問にお応えするため、労働基準監督官の試験倍率から面接試験の難易度を見ていきます。
労働基準監督官の試験倍率
労働基準監督官A(法文系)
年度 | 申込者数 | 1次合格者 | 最終合格者 | 合格倍率 |
2019年度 | 2703名 | 1111名 | 379名 | 7.13倍 |
2018年度 | 3156名 | 1043名 | 396名 | 7.96倍 |
2017年度 | 2835名 | 841名 | 339名 | 8.36倍 |
労働基準監督官B(理工系)
年度 | 申込者数 | 1次合格者 | 最終合格者数 | 合格倍率 |
2019年度 | 805名 | 475名 | 194名 | 4.14倍 |
2018年度 | 889名 | 545名 | 216名 | 4.11倍 |
2017年度 | 876名 | 498名 | 139名 | 6.3倍 |
労働基準監督官の試験倍率は区分A(法文系)は約7〜8倍程度、区分B(理工系)は約4〜6倍程度です。
労働基準監督官は独学よりも予備校通学がおすすめ【内定者の95%は予備校出身者(経験談)】
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労働基準監督官に合格したいなら独学よりも予備校通学をおすすめします。
それは私が内定した役所はどこも95%くらいが予備校出身だったからです。
(残り5%の独学での合格者は元公務員や前職のキャリアが評価される社会人経験者でした。)
やはり、受験に有利な環境を得られる予備校通学者が独学生に差をつけた結果、予備校生の合格者が圧倒的に多くなったんだと思います。
このように考えている人は予備校に通っておくのが無難です。
予備校費用は「未来への投資」と考えよう
予備校代は未来への投資と考えましょう。
予備校代が30万円程度かかったとしても、公務員になればボーナス1回で回収できるからです。
目先のお金を惜しむよりも、今後何十年間も得られる長期的な利益を考える方がお得です。
たしかに、独学でお金をかけずに合格できれば一番です。
しかし、教養科目と専門科目を合わせて10科目が出題されるの受験をひとりで乗り切るのはなかなかハードルが高いです。
仮に予備校代を払うことを渋った結果、不合格になったら1円のリターンも得ることができません。
また、公務員試験は勉強に最低でも1年程度費やす必要があるため、不合格になると時間的なロスも非常に大きいです。
予備校費用を抑えたい方は予備校のパンフレットを資料請求する
という方は、予備校の資料請求で少しでも受講料を安くするのをおすすめします。
多くの予備校では資料請求で受講料が1万円割引されたり、資料請求した人限定で受講料を安くするキャンペーンを行っているからです。
どの予備校にしようか迷っている人はとりあえず資料請求をして、割引料金を理解した上で選ぶのが効率的ですね。
労働基準監督官の予備校は面接対策が充実している学校がおすすめ!
労働基準監督官の予備校は面接対策が充実している学校がおすすめです。
その理由は労働基準監督官は面接試験の実質倍率が非常に高い試験だからです。
年度 | 区分A (法文系) | 区分B (理工系) |
【筆記試験の倍率】 申込者数 ⬇︎ 1次合格の倍率 | 2.43倍 | 1.69倍 |
【面接試験の倍率】 1次合格者 ⬇︎ 最終合格の倍率 | 2.93倍 | 2.44倍 |
上記のように、労働基準監督官の試験は筆記試験よりも面接試験の倍率が高くなっています。
しかも、1次試験は2次試験の方がライバルもしっかりと対策してきた人の割合が多い傾向にあります。
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1次試験は申し込みだけして受験をしない人や記念受験者が多く含まれています。
一方で、2次試験は1次試験を突破できる能力があり、本気で対策してくる人の割合も多くなります。
つまり、見かけの倍率以上に面接試験の競争は激しいということです。
したがって、公務員予備校選びでは面接対策カリキュラムをしっかり考えて選びましょう。
【補足】予備校選びで役立つおすすめのハンドブック(無料)
こんな口コミをたまに見かけることがあります。
このような失敗は事前の情報収集が足りなかったことが原因。
そんな情報収集不足を防ぐためには「ココからスタート!公務員試験入門ハンドブック」がおすすめです。
- 【重要】合格者の体験記
→合格者が実際に勉強を行った手順を学べるため、合格する大まかなイメージをつかめる。 - 公務員の種類・職種について詳細が載っている
→職種や受験先を知ることで受験先の幅が広がり、予備校選びに役立つ - 受験先の自治体の倍率や年齢制限などの詳細データ
→受験先に合わせた細かな戦略を立てられる - 合格者が語る「私の苦労したこと&克服法」
→合格者の失敗談を知ることで、効率的な受験戦略を立てられる - 転職者のQ&A
→あなたの不安や疑問を解消できる
上記以外にも公務員受験に役立つ情報が満載。
書店で1,000円くらいで売っていてもおかしくないクオリティです。
公務員予備校を選ぶときだけでなく、志望先の選び方やその後の学習計画の参考にもなりますよ。
このハンドブックは公務員予備校のクレアールが発行している冊子ですが、他の予備校に通っている方でも無料で入手可能。
実際に、ぼくは何度も資料請求していますが、勧誘を受けたことは一度もありません。
\割引クーポンもついてくる/
※数量に限りがあります。
【まとめ】労働基準監督官になるために小さなことから行動しよう
最後に今回紹介した予備校をおさらいします。
予備校名 | 費用 | 特徴 |
LEC | 23万円〜32万円 |
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TAC | 32万円〜35万円 |
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資格の大原 | 37万円〜55万円 |
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クレアール | 23万円 |
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今回紹介した4つの予備校資料はこちらのリンクからも請求できます。
各予備校のパンフレット
労働基準監督官を目指している方は、ひとまず資料請求を行い、講座の内容を検討してみましょう。
資料を見てもまだ迷っていたら以下のように決めれば、少なくとも大きく失敗することはありません。
おすすめの予備校
- 区分B(理工系)を目指す人 ⇨ LEC
- 区分A(法文系)を目指す人 ⇨ TAC
- 費用を抑えたい人 ⇨ クレアール
- 地方在住で対面で面接指導を受けたい人 ⇨ 資格の大原
労働基準監督官を志望している方のお役に立てればとても嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。