既に一人暮らしをしている人、これから一人暮らしを始めようと思っている人に向けて社会人公務員の一人暮らしのリアルをお伝えします。
公務員のひとり暮らしの収入と支出

ひとり暮らしの新卒公務員の手取り収入は約16万円〜18万円(住宅手当含む)
ひとり暮らしの新卒公務員の手取りの目安は約16万円~18万円(住宅手当含む)です。
(地域ごとの物価水準に合わせて支給される「地域手当」の支給額が異なるため、週試食した地域によって収入に多少の差が生じます)
新卒公務員の手取りの現実はこのくらいのもので、決して高給とりというわけではありません。
一人暮らしで平均的な生活をしている人はこのくらいの収入であればほとんど全て使ってしまいます。
公務員の住居手当(家賃補助)の金額は最大27000円程度!
国家公務員の住宅手当
国家公務員の住居手当は最大28000円(2020年4月以降)です。
ちなみに2020年3月までは住居手当は最大27000円でした。
(詳細は以下の記事で紹介しています)
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地方公務員の住居手当
地方公務員の住居手当は自治体によって支給額が異なります。
代表的な自治体の住居手当は以下の通りです。
東京都など一部の自治体を除いてほとんどが国の住居手当の額である27000円に準拠しています。
このように公務員の住居手当はさほど多くはありません。
大手の民間企業などでは住居手当が8割支給される企業も珍しくありません。
全くでないよりはましですが、住居手当をもらっても決して余裕がある生活はできません。
特に、家賃の高い都内は住居手当をもらっても生活費だけでカツカツという一人暮らしの公務員ばかりです。
ひとり暮らしの公務員は毎月最低でも10万円の出費がある!
ひとり暮らしの公務員は毎月最低でも10万円の支出があります。
実家暮らしであればほとんどかからない家賃・食費・水道光熱費が最も大きな負担となります。
例えば、東京都内に住むなら最低でも以下の出費があります。
- 家賃:50000円
- 食費:1日1000円×30日=30000円
- 水道光熱費:8000円
- スマホ代:4000円
- 日用品:5000円
- 合計:97000円
※あくまで私の経験や周囲の話を聞いて算出した参考額です。
もちろん家賃は住むエリアや物件によっても変わりますし、自炊を徹底すれば食費はもっと抑えられるかもしれません。
ですが、やはりどんなに切り詰めてもやはり最低でも毎月10万円くらいはかかってしまいます。
一人暮らしの費用についてはこちらで詳しく解説しています。
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ひとり暮らしにおすすめの公務員

ひとり暮らしにおすすめの公務員は以下の人です。
- 実家と職場が遠く、激務部署で働いている公務員
- 恋人と結婚を考えている人
実家と職場が遠く、激務部署で働いている公務員
個人的にひとり暮らしを最もおすすめしたいのが実家と職場が遠く、激務部署で働いている公務員です。
仕事が忙しいと通勤時間が非常に大きな負担になるからです。
家と職場が遠いと満員電車の通勤だけで体力と時間を消耗します。
さらに仕事も忙しいとなれば体調を壊すリスクも高くなります。
また、激務部署であれば予算が豊富なため、それなりに残業代をつけられることも多いです。
ひとり暮らしにかかるお金も残業代である程度まかなうことができます。
同じ職場の人と結婚を考えている公務員
同じ職場の人と結婚を考えている公務員もひとり暮らし(もしくは恋人と二人暮らし)するのがおすすめです
結婚前に生活の価値観が合うかどうかすり合わせを行うためです。
実際に私の市役所でも、同じ役所内で付き合って結婚を前提として同棲をする人が非常に多いです。
特に市役所内で結婚する場合、もし価値観が合わなくて離婚しようものなら退職するまで一生同じ職場内で顔を合わせることになります。
役所内には実際にそのようなカップルが何組かおり、非常に気まずい関係性になっているのを聞きます。
結婚を失敗しないためにも事前に同棲をしておくのがおすすめです。
公務員のひとり暮らしのメリット

公務員のひとり暮らしのメリットは以下の通りです。
なんといってもやっぱり自由!
一人暮らしの最大のメリットはなんといってもやっぱり自由であることです。
実家暮らしのように、家族の目を気にする必要がなくなるからです。
ひとり暮らしはどれだけ夜更かしても、自宅に友達や恋人をよんで気兼ねなく遊ぶこともできます。
実家暮らしであれば両親に夜遅くまで遊んでいたら家族の迷惑になりますし、恋人を家に呼ぶのも気を使います。
そういったある意味の束縛から解放されるのが一人暮らしの最大のメリットです
自立心が生まれる(しっかりものになる)
ひとり暮らしは自立心が生まれるのも大きなメリットだと思います。
ひとり暮らしは何事も自分一人でなんとかする必要があるからです。
小さなことで言えば、炊事・洗濯・風呂掃除などの日常の家事も全てひとりでこなす必要があります。
大きなことで言えば、気づかないうちに犯罪に巻き込まれることもあります。
例えば、マルチ商法や宗教勧誘に巻き込まれそうになることもありますし、そういったことから自分の身を守る必要もあります。
特に女性の場合、ひとり暮らしの家に押し入られて襲われるなんてことも普通にあり得る話です。
そういった危険な状況から自分の身を守るための知恵や生活力が身につくようになります。
公務員のひとり暮らしのデメリット

公務員のひとり暮らしのデメリットには以下のものがあります。
生活費がたくさんかかる
公務員のひとり暮らしの最大のデメリットは実家暮らしに比べて圧倒的に生活費がかかることです。
家賃・水道光熱費など最低限生活に必要なお金だけでも非常に多額のお金がかかるからです。
ひとり暮らしをしていた頃は毎月かなりの出費があり、毎月の給料では全く手元に残りません。
半年に1回あるボーナスを貯金に回せるくらいのものです。
【対策】生活費を抑えるには固定費を削減するのがポイント
ひとり暮らしの生活費を抑えるには毎月の固定費を削減するのがポイントです。
公務員の給料は毎月ほとんど一定なので、支出を減らす必要があるからです。
特に、電気代や携帯電話代など、毎月必ずかかってしまう固定費を減らすのがポイントです。
ひとり暮らしがさみしくなることも
一人暮らしをはじめたばかりの人が陥りがちなのがひとり暮らしがさみしくなるとということです。
実家暮らしであれば自宅には家族がいたのが、一人暮らしでは自宅に誰もいなくなります。
私もひとり暮らしを始めて最初の3カ月くらいは猛烈にさみしくなったことがありました。
【対策】恋人や友人を作って人間関係を築くことがポイント
さみしくなることへの対策で最も有効なのが「人間関係を築くこと」です。
人とのつながりを感じることで精神的な不安が和らぐからです。
これは私自身ひとり暮らしを通じて実感しました。
基本的には、職場や学校などの自分がメインで所属しているコミュニティから気が合いそうなひとを見つけるのがおすすめです。
それでも見つからない場合、恋人などを見つけるのにマッチングアプリなどのサービスを活用するのも一つの手段です。
家事が面倒!
ひとり暮らしの家事はとても面倒です!
実家暮らしの時のように、家事を家族がやってくれることはなく、ひとり暮らしは家事を自分一人でする必要があるからです。
一人暮らしをしている私はある時仕事で14連勤したことがあります。
毎日そんな感じなので服を洗濯する時間がなく、ある朝会社に行こうとしたときに
「あれ、今日着ていくワイシャツ、1着も残ってないじゃん!!!」
ということに気づいて、結局、前日に着ていたワイシャツをそのまま会社に着ていきました。(きたない)
そういった事態を防ぐためには、効率的に家事をこなすグッズを揃えるのがおすすめです!
【対策】家事の手間を減らすための便利グッズをそろえるのがポイント!
家事の手間を減らすための便利グッズをそろえるのがポイントです。
便利グッズを使えば効率的に家事をこなすことができるからです。
例えば、洗ってもシワにならないワイシャツを購入したり、大容量の洗濯機やゴミ箱を購入することで家事に費やす手間を減らせます。
【まとめ】ひとり暮らしは楽しいが、一方で自分でやるべきことも増える!
公務員のひとり暮らしは残念ながら経済的にはそこまで余裕はありません。
また、ひとり暮らしは楽しいこともありますが、自分でこなさなくてはいけない義務も増えます。
工夫してひとり暮らしのデメリットを減らしつつ、ひとり暮らしを満喫しましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。